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【ChatGPT活用編】ChatGPTでワインエキスパート対策はできる?|実際に1か月使ってわかったこと

鈴木編集長

ワインエキスパートの勉強を始めてから、「ChatGPTを使えば効率よく覚えられるのでは?」と思うようになりました。

特に、産地の地図を色分けしたり、文章を表にまとめたりすれば、独学でも理解しやすくなると期待していたからです。

しかし、実際に約1か月使ってみると、想像どおり便利だった機能がある一方で、「これは試験対策には使えない」と感じる場面も少なくありませんでした。

この記事では、ワインエキスパート一次試験対策で実際にChatGPTを活用した方法と、使ってわかったメリット・デメリットを、受験生のリアルな体験談として紹介します。

こちらも合わせてご覧ください。→【特集】編集長、ワインエキスパートを目指す。

本記事の要約
  • ChatGPTを勉強に取り入れたきっかけは、地図を見やすく色分けして暗記を効率化したいと思ったことだった
  • 地図の画像生成は画面上では見やすかったものの、印刷して参考書と比較すると細かい産地の再現性には課題があった
  • 一方で、文章の箇条書きや比較表の作成は非常に便利で、情報整理の効率が大きく向上した
  • ChatGPTを使ったことで、自分は表で整理すると覚えやすいタイプかもしれないと気付くきっかけになった
  • 今後は、ChatGPTによる語呂合わせなど新しい活用方法も試してみたいと考えている
  • 現時点では、ChatGPTは「先生」ではなく、「勉強を効率化するアシスタント」として活用するのが最適だと感じている

なぜChatGPTを勉強に取り入れたのか

ワインエキスパートの勉強を始めるにあたり、私が最初に考えたのは「AIを勉強に活用できないだろうか」ということでした。

社会人になってからAIが急速に普及した世代だからこそ、新しい学習方法を試してみたい気持ちもあります。期待していたのは、暗記そのものではなく、自分が覚えやすい形に情報を整理してくれることでした。 

AIで勉強するのは人生で初めてだった

学生時代の勉強といえば、教科書や参考書、ノートを使うのが当たり前でした。

わからないことがあれば先生に聞いたり、自分で調べたりするしかなく、AIを活用して勉強するという発想はありませんでした。

だからこそ、今回のワインエキスパート受験は、AIを本格的に勉強へ取り入れる初めての挑戦でもあります。「勉強方法そのものが変わるかもしれない」という期待があり、新しい学習スタイルを試せることに少しワクワクしていました。

もし自分に合えば、暗記の負担を減らし、もっと効率よく勉強できるのではないか。

そんな期待を抱きながら、ChatGPTを相棒にした独学が始まりました。

きっかけは地図だった

ChatGPTを使ってみようと思った最初のきっかけは、参考書に掲載されている地図です。

教本やメインの参考書では、産地ごとにサーモンピンクの濃淡で色分けされています。落ち着いたデザインで見やすい一方、私は「もっとカラフルな方が覚えやすいのでは」と感じました。

(▲サーモンピンクの色調の地図。濃淡でエリア分けされています。)

色と地域名を関連付けられれば、地図を思い出しながら暗記できるかもしれない。

そう考え、参考書の地図をスマートフォンで撮影し、ChatGPTへ読み込ませました。そして、「地図をエリアごとに色分けしたテキスト風画像を生成して」というプロンプトを入力したのです。

このときは、これが自分の勉強法を大きく変えてくれるかもしれないと期待していました。

最初は「これはすごい」と思った

ChatGPTを使い始めた頃は、「これは勉強が一気に楽になるかもしれない」と本気で思っていました。

参考書の地図を読み込ませるだけで、見やすく色分けされた画像が数分で完成したからです。画面上で見る限りは完成度も高く、「これなら地図が苦手な私でも覚えられそう」と期待が膨らみました。

スマホで教本を撮影して画像生成した

最初に試したのは、参考書に載っている地図をそのまま活用する方法です。

まず教本や参考書の地図をスマートフォンで撮影し、その画像をChatGPTへ読み込ませました。そして、「地図をエリアごとに色分けしたテキスト風画像を生成して」と依頼します。

やり方はとても簡単で、数分待つだけで新しい地図が完成しました。自分で地図を描いたり、画像編集ソフトを使ったりする必要はありません。

「こんなに手軽に教材を作れる時代なんだ」と驚いたのを覚えています。

当時は、この方法が今後の勉強の中心になるかもしれないと思っていました。

画面で見た時は感動した

完成した画像をスマートフォンで見たときの第一印象は、「すごく見やすい」でした。地域ごとに色が分かれ、文字も整理されていて、参考書より頭に入りやすそうに感じたのです。

(▲サーモンピンクだけだった地図が一気にカラフルになりました。)

「これなら地図が苦手な私でも覚えられるかもしれない。」

そんな期待が一気に高まりました。色と地域を関連付けながら覚える方法は自分に合っている気がして、「このやり方なら独学でも戦える」と本気で思っていたほどです。

この時点では、ChatGPTはワインエキスパート対策の強力な味方になると信じていました。

印刷して初めて気付いたこと

完成した画像をスマートフォンで見ている間は、「これで勉強が変わる」と期待していました。しかし、その考えは印刷した瞬間に変わります。画面では気付かなかった違和感が次々と見つかり、ChatGPTには得意なことと苦手なことがあると実感しました。

大まかな地図は問題なかった

ChatGPTが作成した地図は、すべてが間違っていたわけではありません。例えば、その国がヨーロッパのどこに位置するのか、大きな州や地域がどのように分かれているのかといった、大まかな地理は比較的正しく再現されていました。

(▲中東エリアの国の位置を示す地図。多少の境界線の違いはありますが、位置関係は正しくなっています。)

「国全体のイメージをつかむ」という目的であれば、十分役立つレベルだったと思います。色分けも見やすく、参考書より印象に残りやすいと感じる場面もありました。最初のうちは、「これは本当に便利だな」と思いながら、何枚も画像を作っていたほどです。

細かい産地は再現できなかった

ところが、完成した画像を印刷し、参考書と並べて見比べると印象が一変しました。細かい地図になるほど、正確に再現できていないことが多かったのです。

特に印象的だったのがフランスでした。ブルゴーニュ地方やロマネ・コンティ周辺のように、細かな産地が密集している地図は、位置関係や区分が参考書と大きく異なることがあります。

画面で見ているだけでは気付きませんでしたが、紙で比較すると違いは一目瞭然でした。「これをそのまま覚えてしまったら危ないかもしれない」。そう感じた瞬間でした。

ぜひ、参考書と比較した画像も見ていただければ、その違いが伝わると思います。

(▲何故すぐ気付かなかったのかというレベルの地図の差です。)

結局、自分で描いた方が早かった

細かい産地を覚える段階になると、私はChatGPTで画像を作り直すより、自分で簡単な地図を描いた方が早いという結論になりました。

もちろん、最初のたたき台としては便利です。しかし、細部まで正確に修正する作業を考えると、その時間で自分のノートに地図を書き写した方が効率的でした。

(▲作成した表にヴォーヌ・ロマネの簡略化した地図を書き込みました)

実際、あとから見返しても、自分で描いた地図の方が記憶にも残っています。

この経験を通して、「ChatGPTは何でもできるわけではない」ということを実感しました。

便利な部分は積極的に活用しつつ、最終的な確認は必ず教本や参考書で行う。

この使い方が、現時点では一番安心できると感じています。

逆にChatGPTが得意だったこと

地図の再現性には課題を感じましたが、「ChatGPTは使えなかった」という結論にはなりませんでした。

むしろ、文章を整理したり、情報を比較したりする作業では大活躍しています。実際に使い続ける中で、「AIに任せるべきこと」と「自分でやるべきこと」の線引きが見えてきました。 

文章を箇条書きにする

ChatGPTを使って助かったのは、長い文章を箇条書きに整理してもらうことでした。

ワインエキスパートの参考書は文章量が多く、理解しながら読むだけでも時間がかかります。

そこで、参考書の内容を読み込ませ、「重要ポイントだけ箇条書きにして」とお願いすると、短時間で整理された形にまとめてくれました。そのまま暗記できるわけではありませんが、「何が重要なのか」を把握しやすくなり、復習もしやすくなったと感じています。

情報を整理する作業については、ChatGPTはとても頼りになる存在でした。

比較表を作る

比較表を作る作業も、ChatGPTが特に得意だと感じたことの一つです。

例えば、産地ごとの特徴や品種の違いなど、文章では比較しにくい内容でも、表にすると一気に見やすくなります。

(▲ハンガリー・トカイとスロバキア・トカイの違いを表にしてもらいました。)

実際に私は、イタリアやドイツなど、似た情報が多い国は比較表にまとめながら勉強を進めました。もちろん内容は必ず参考書と照らし合わせて確認していますが、表のたたき台を短時間で作ってくれるだけでも十分価値があります。

ゼロから自分で作るより、勉強に使える形へ整える時間を大きく短縮できました。

私は表で覚えるタイプだと気付いた

ChatGPTを使い始めて、もう一つ収穫がありました。

それは、「私は表で整理すると覚えやすいタイプなのかもしれない」と気付いたことです。

文章だけでは頭に入りにくかった内容も、比較表にするとスッと理解できる場面が何度もありました。そのため、今ではノートにも表をたくさん取り入れています。

もちろん、本当に表だから覚えやすいのか、それとも「自分で表を作る作業」が記憶に残っているだけなのかは、まだわかりません。試験が終わってみないと答えは出ないでしょう。

「気がしているだけかも(笑)」

そんな段階ではありますが、自分に合う勉強法を見つけるきっかけをくれたという点でも、ChatGPTを使ってみた価値は十分あったと感じています。

これから試したいこと

約1か月ChatGPTを使ってみて、「向いていること」と「向いていないこと」が少しずつ見えてきました。

一方で、まだ試せていない使い方もあります。その一つが「語呂合わせ」です。

今後、知識が増えてきた段階で、ChatGPTの新しい活用方法として試してみたいと考えています。 

片山さんから語呂合わせを提案された

きつねワインメディアでお世話になっている片山さんから、「ChatGPTなら語呂合わせも作れるよ」と教えていただきました。 そして実際に、ChatGPTで作成した語呂合わせを送ってくれたのです。

(▲片山さんが送ってくださった語呂です。)

「こんな使い方もあるのか。」

これまで私は、ChatGPTを地図や表を作るためのツールとして使っていました。しかし、暗記そのものをサポートする使い方もできると知り、新しい可能性を感じました。

自分では思い付かない覚え方を提案してくれる点は、AIならではの強みなのかもしれません。

私は語呂暗記が苦手だった

ただ、私は昔から語呂合わせで覚える勉強があまり得意ではありませんでした。
語呂そのものを覚えなければならず、「覚えるものが一つ増えてしまう」という感覚があるからです。

そのため、片山さんから送っていただいた語呂も、「なるほど」と思いながら読んだものの、現時点ではまだ自分の勉強には取り入れていません今は試験範囲全体を理解し、知識を積み上げることを優先したい段階だからです。

ただ、勉強を進めていけば「ここだけはどうしても覚えられない」というポイントが出てくるはずです。

その「ここぞ」という場面では、ChatGPTに語呂合わせを作ってもらう方法を試してみたいと思っています。

その結果についても、この受験記シリーズで正直に報告するつもりです。

まとめ
ChatGPTはワインエキスパート対策に使えるのか?現時点での結論

鈴木編集長

約1か月ChatGPTをワインエキスパート対策に取り入れて感じた結論は、「ChatGPTだけで合格を目指すのは難しいが、勉強を効率化する相棒としては非常に優秀」ということです。

特に地図のように正確性が求められる内容は、必ず教本や参考書で確認する必要があります。一方で、文章を箇条書きにしたり、比較表を作ったり、情報を整理したりする作業では、大幅な時間短縮につながりました。

現時点では、ChatGPTを「答えを教えてくれる先生」ではなく、「一緒に教材を作ってくれるアシスタント」と考えるのが、自分には一番合っていると感じています。

これからも新しい使い方を試しながら、ワインエキスパート受験記シリーズで、その結果を正直にお伝えしていきます。

こちらも合わせてご覧ください。→【特集】編集長、ワインエキスパートを目指す。

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