ワイン検定シルバーは、J.S.A.日本ソムリエ協会が主催する、ブロンズクラス合格者を対象とした中級レベルのワイン検定です。

「ブロンズクラスに合格したから、次はシルバーに挑戦したい」
「シルバークラスってどんな試験?難易度はブロンズよりどのくらい上がる?」
「ソムリエ・ワインエキスパート試験を目指す前に、シルバーで下地を作りたい」
そんな方に向けて、本記事ではワイン検定シルバーの試験内容、難易度、受検料、申し込みから受検までの流れに加え、ブロンズ合格者向けの勉強法もわかりやすく解説します。
ワイン検定シルバーは、公式テキストを使った事前学習と当日の120分講習会を通して、レストランやワインショップでソムリエと相談しながら、自分に合ったワインを選べる知識を身につける中級検定です。
将来的にJ.S.A.ソムリエやJ.S.A.ワインエキスパートを目指す方が、基礎知識を身につけるステップとして受験するケースもあります。
シルバー合格者には、J.S.A.ソムリエやJ.S.A.ワインエキスパートを受験する際、受験料減額の特典もあります。
ブロンズとの違いや勉強時間の目安も紹介するので、自分にシルバークラスが必要か判断する参考にしてください。
- ワイン検定シルバーは、日本ソムリエ協会(J.S.A.)が主催する、ブロンズクラスの上位・中級クラス
- 受験資格はブロンズクラス認定者のみ、受験料は税込15,000円(テキスト代込み)
- 試験は40分の筆記のみで、テイスティング試験はなし。当日120分の講習を受けたあとに本試験に臨む
- 出題はブロンズよりも深く、フランス・イタリアなど各国の産地・法律・歴史まで幅広くカバー
- シルバー合格者がJ.S.A.ソムリエ・J.S.A.ワインエキスパート試験を一次試験から受験する場合は、会員価格が適用される
※本記事は2026年7月時点の情報に基づいています。試験日程・受験料は変更となる場合があるため、最新情報はJ.S.A. 日本ソムリエ協会公式サイトでご確認ください。
※20歳未満の飲酒は法律で禁止されています。お酒は20歳になってから。
ワイン検定シルバーとは?基本情報を解説

ワイン検定シルバーは、ブロンズクラス合格者を対象とした中級検定です。
受験資格や試験形式、受験料などを事前に理解しておくと、自分に合ったタイミングで受験を検討できます。
ここでは、ワイン検定シルバーの基本情報を、わかりやすく紹介します。
J.S.A.ワイン検定シルバーの概要
J.S.A.ワイン検定シルバーは、日本ソムリエ協会(J.S.A.)が主催する、ブロンズクラス合格者を対象とした中級検定です。
公式サイトによると、シルバークラスは『ブロンズクラス認定者を対象に、レストランやワインショップでソムリエに相談したりアドバイスをもらいながら、好みのワインを選んでいくための知識を習得する』ことを目的とした中級検定として位置づけられています。
試験形式はブロンズと同じく筆記のみで、テイスティング試験は実施されません。
当日は120分の講習会を受けたあとに40分の筆記試験を受ける流れです。
(参照:一般社団法人日本ソムリエ協会 ワイン検定公式サイト)
| 主催 | 一般社団法人日本ソムリエ協会(J.S.A.) |
| 検定名 | J.S.A.ワイン検定 シルバークラス |
| 位置づけ | ブロンズクラス(初級)の上位・中級クラス |
| 受験資格 | J.S.A.ワイン検定ブロンズクラス認定者 |
| 受験料 | 税込15,000円(テキスト代込み) / 11,700円(テキスト持参) |
| 試験形式 | 40分の筆記試験のみ(テイスティング試験なし) |
| 試験前の講習 | 当日120分の講習あり |
| 合否発表 | 採点後、担当講師から発表 |
| 認定物 | 認定カード、認定バッジ、シルバークラスの呼称が記載された名刺(合格者へ後日郵送) |
ブロンズクラスとの位置づけの違い
ブロンズクラスが『家庭でワインを楽しく飲むための知識』を学ぶ入門編なのに対し、シルバークラスは『ソムリエと会話しながらワインを選ぶ』ためのより実践的な中級編です。
ブロンズではブドウ品種やワインの基礎知識が中心ですが、シルバーではフランスやイタリアなど各国の主要産地、格付制度、ワインの歴史まで学習範囲が広がります。
将来的にJ.S.A.ソムリエやJ.S.A.ワインエキスパートを目指す方の入門ステップとしても、多くの受験者に選ばれています。
受験資格と受験料
ワイン検定シルバーの受験資格は、『J.S.A.ワイン検定ブロンズクラス認定者』のみです。
受験料はテキスト代込みで税込15,000円、対象年度のテキストをすでに持っている方は税込11,700円で受験できます。
ブロンズクラスを受験せずにシルバークラスを直接受験することはできないため、まずはブロンズクラスに合格することがシルバー挑戦の第一歩です。
ブロンズクラスについて詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考にしてください。
ワイン検定シルバーとほかのワイン資格の違い

ワイン検定シルバーは、ブロンズクラスの次のステップとして位置づけられる資格です。
一方で、J.S.A.ワインエキスパートなど、さらに専門性の高い資格もあります。
ここでは、それぞれの違いや、シルバーがどのような人に向いている資格なのかを比較しながら解説します。
ワイン検定シルバーとブロンズクラスの違い
ワイン検定シルバーとブロンズクラスは、目的・学習範囲・難易度で明確に異なります。
| 項目 | ブロンズクラス | シルバークラス |
|---|---|---|
| 受験資格 | 20歳以上なら誰でも | ブロンズ認定者のみ |
| 受験料(税込) | 11,000円 / 9,020円 | 15,000円 / 11,700円 |
| 講習時間 | 90分 | 120分 |
| 試験時間 | 40分の筆記のみ | 40分の筆記のみ |
| テイスティング試験 | なし | なし |
| 学習目的 | 家庭でワインを楽しむ知識 | ソムリエに相談できる知識 |
| 学習範囲 | ブドウ品種・基礎中心 | 各国産地・法律・歴史含む |
| 特典 | シルバー受験資格 | ソムリエ試験の会員価格適用 |
最も大きな違いは、シルバーでは世界の主要ワイン産地や格付制度、歴史まで学習範囲が広がる点です。
ブロンズで学ぶ品種や基礎知識に加えて、各国の特徴を体系的に理解する必要があるため、計画的な学習が求められます。
ワイン検定シルバーとワインエキスパートの違い
J.S.A.ワイン検定シルバーは、ワイン愛好家向けの中級検定です。
一方、J.S.A.ワインエキスパートは、ワインや酒類、飲料、食全般に関する専門知識とテイスティング能力を認定する呼称資格として、より本格的な内容です。
| 項目 | ワイン検定シルバー | J.S.A.ワインエキスパート |
| 対象 | ワイン愛好家 | より専門的に学びたい人 |
| 試験 | 筆記のみ | CBT試験+二次試験 |
| テイスティング | なし | あり |
| 学習範囲 | 世界の主要産地・基礎知識 | 栽培・醸造・酒類全般まで幅広い |
| 難易度 | 中級 | 上級 |
シルバーで学ぶ産地や格付制度は、ワインエキスパート試験でも基礎となる内容が多く含まれています。
そのため、段階的に知識を身につけたい方は、シルバーから挑戦すると学習を進めやすくなります
ワイン検定シルバーが向いている人
ワイン検定シルバーは、次のような方に特に向いている資格です。
- ブロンズクラスに合格し、さらに深いワイン知識を学びたい人
- J.S.A.ワインエキスパート試験の基礎を身につけたい人
- レストランやワインショップで、産地や品種を理解しながら ワインを選びたい人
シルバーでは、ブロンズで学んだ基礎知識に加えて、各国の産地や格付制度まで学びます。
ワイン選びをもっと楽しみたい方や、将来的に上位資格へ挑戦したい方に適した資格です。
ほかの資格を検討した方がよい人
次のような目的がある方は、J.S.A.ワインエキスパートやWSETなども選択肢になります。
- テイスティング能力を試験として証明したい人
- 飲食業界でワインを専門的に扱いたい人
- 国際的に通用する資格を取得したい人
一方で、ワインの基礎から段階的に学びたい場合は、シルバーで知識を固めてから上位資格へ進む方法もおすすめです。
ワイン検定シルバーを受験する3つのメリット

ワイン検定シルバーは、知識を深められるだけでなく、上位資格へのステップアップにも役立つ資格です。。
ここでは、ブロンズクラスにはない3つのメリットを紹介します。
メリット①|ソムリエ・ワインエキスパート試験の会員価格が適用される
ワイン検定シルバー最大のメリットは、合格者がソムリエ・ワインエキスパート試験を受験する際に、会員価格が適用されることです。
将来的にJ.S.A.ソムリエやJ.S.A.ワインエキスパートへの挑戦を考えている方にとって、受験料を抑えられる点は大きなメリットといえるでしょう。
メリット②|世界のワイン産地を体系的に学べる
ワイン検定シルバーでは、フランスやイタリアをはじめとする世界の主要産地や、各国の格付制度、代表品種を順序立てて学べます。
公式テキストではフランス・イタリア・スペインを中心に、13か国以上のワイン産地について、格付制度・主要品種・特徴を段階的に学びます。
産地・格付制度・代表品種を関連付けて理解できるため、ワインショップやレストランでワインを選ぶ際にも知識を活かしやすくなります。
レストランで「ブルゴーニュのピノ・ノワールを飲んでみたい」「イタリアのDOCGワインを選びたい」といった会話がしやすくなり、ワイン選びの楽しさが広がります。
メリット③|認定カード・認定バッジ・名刺がもらえる
ワイン検定シルバーに合格すると、認定カード・認定バッジに加えて、シルバークラスの呼称が記載された名刺が授与されます。
ブロンズクラスでは認定カードとバッジのみですが、シルバークラスでは呼称入りの名刺も交付されます。
そのため、資格を取得した証として活用しやすくなります。
ワインイベントや試飲会、ワイン仲間との交流などで自己紹介をする際にも、自分が学んできた証として活用できます。
編集部では現在J.S.A.ワインエキスパート試験の勉強を進めています。
実際に学習を進める中でも、フランスやイタリアの主要産地、格付制度の知識は何度も登場します。
将来的にワインエキスパートを目指す方にとっても、シルバーで基礎を固めておく価値は十分あると感じています。
コラム:「編集長、ワインエキスパートを目指す」も併せてご覧ください。
ワイン検定シルバーの試験内容

ワイン検定シルバーは、120分の講習会と40分の筆記試験で実施されます。事前に試験の流れや出題範囲を把握しておくと、学習計画も立てやすくなります。
ここでは、試験当日の流れや出題内容について解説します。
内容①|試験当日は120分の講習会と40分の筆記試験を受ける
受験当日のタイムスケジュール
| 時間 | 内容 |
| 受付 | 会場到着・受付 |
| 14:10〜16:10 | 120分講習 |
| 16:10〜16:20 | 休憩 |
| 16:20〜17:00 | 筆記試験 |
| 試験終了後 | 合否発表(会場による) |
ワイン検定シルバーの試験当日は、まず120分の講習会を受講し、その後40分の筆記試験を受けます。
公式サイトによると、講習会は14:10〜16:10の120分間で実施され、10分の休憩をはさんで16:20〜17:00の40分間で筆記試験が行われます。
ブロンズクラスより講習時間が30分長く設定されており、各国の産地や格付制度など、より踏み込んだ内容を学びます。
内容②|問題は公式テキストの記載内容から出題される
ワイン検定シルバーの試験問題は、公式テキストの内容をもとに出題されます。
受検申込と入金が完了すると、公式テキストが1週間前後で発送されます。
シルバークラスのテキストでは、ブロンズよりも学習範囲が広がり、フランス・イタリア・スペインを中心に13か国以上のワインについて学びます。
テキストには重要ポイントを示すマーカーが付いています。受験者の体験談では、マーカー部分を重点的に学習して役立ったという声も見られます。
ただし、公式に出題範囲が限定されているわけではないため、テキスト全体を理解することが大切です。
内容③|主な出題範囲
公式サイトでは分野別の出題数や配点を公表していません。
以下は、公式テキストで扱われる主な学習内容を整理したものです。
| 主な学習分野 | 学ぶ内容 |
|---|---|
| ワインの歴史・文化 | ワインの歴史、AOCなどの原産地呼称制度 |
| フランスワイン | ボルドー・ブルゴーニュ・シャンパーニュなど主要産地の特徴 |
| イタリアワイン | DOCG・DOCなどの格付け、主要産地と品種 |
| スペインワイン | リオハなどの主要産地、熟成規定 |
| その他ヨーロッパ | ドイツ・ポルトガル・オーストリアなどの特徴 |
| 新世界ワイン | アメリカ・オーストラリア・チリなどの特徴 |
| 日本ワイン | 国内主要産地、日本ワインの特徴 |
| ワインの楽しみ方 | 料理とのペアリング、ソムリエとの会話術 |
特にフランス・イタリア・スペインは、主要産地や格付制度について詳しく学ぶため、優先して復習しておくと試験対策を進めやすくなります。
内容④|テイスティング試験は実施されない
ワイン検定シルバーでは、テイスティング試験は実施されません。
試験はすべて選択式の筆記問題で構成されており、味を利き分ける能力は問われないため、テイスティングに自信がない方でも安心して受験できます。
テイスティングの知識や実技も評価される資格を目指す場合は、J.S.A.ワインエキスパートなどの上位資格を検討するとよいでしょう。
ワイン検定シルバーの合格率と難易度

ワイン検定シルバーは、ブロンズクラスより学習範囲が広がるため、「どのくらい難しいのか」「合格率は高いのか」が気になる方も多いでしょう。
ここでは、公式に公表されている情報と、ブロンズクラスとの違いをもとに難易度を解説します。
公式の合格率は公表されている?
2026年7月時点で、日本ソムリエ協会はワイン検定シルバーの合格率を公表していません。
一部の認定講師が担当する会場では合格率が紹介されている場合もありますが、会場ごとの実績であり、日本ソムリエ協会が公表している全国共通のデータではありません。
合格率は分かりませんが、受験資格がブロンズクラス合格者に限られていることや、学習範囲が広がることから、事前学習を前提とした試験と考えておくとよいでしょう。
ブロンズと比較して難易度が上がる理由
ワイン検定シルバーは、ブロンズクラスと比べて学習範囲が広がるため、難易度が高くなります。
- ブロンズより学習範囲が広がり、覚える情報量が大幅に増える
- フランス・イタリアなど各国の格付制度や主要産地まで学ぶ必要がある
- ブドウ品種だけでなく、産地・歴史・法律・醸造など幅広い分野から出題される
ブロンズクラスより学習範囲が広いため、講習会だけに頼るのではなく、事前にテキストを読み込んでおくことが大切です。
油断すると不合格になる可能性もある
ワイン検定シルバーは、ブロンズクラスよりも学習範囲が広いため、当日の講習だけに頼るのではなく、事前学習を進めておくことが大切です。
特にフランスワインの格付制度(AOCなど)、イタリアワインのDOCG制度、各国の格付制度や主要産地は重点的に復習しておくと安心です。
シルバークラスのテキストが届いたら、試験直前にまとめて勉強するのではなく、1〜2ヶ月前を目安に少しずつ読み進めると、知識を整理しながら学習を進めやすくなります。
ワイン検定シルバー受検までの6ステップ

ワイン検定シルバーは、会場選びから試験当日まで、いくつかの手順を踏んで受検します。
事前に流れを把握しておくと、申し込み忘れや学習スケジュールの遅れを防ぎやすくなります。
ここでは、申し込みから合否発表までの流れを6つのステップで紹介します。。
| ステップ | 内容 |
| STEP1 | 会場・試験日を選ぶ |
| STEP2 | 申し込み・受検料を支払う |
| STEP3 | 公式テキストを受け取る |
| STEP4 | 事前学習を進める |
| STEP5 | 当日の講習会を受ける |
| STEP6 | 筆記試験・合否発表 |
ステップ①|公式サイトの会場・講師一覧から希望する会場と試験日を選ぶ
まずは、公式サイトの会場・講師一覧から、希望する会場と試験日を選んで申し込みます。
シルバークラスはブロンズクラスと比べて開催会場が限られているため、希望する日程や会場が決まっている場合は早めの申込みががおすすめです。
会場の場所、開催日、定員、担当講師を確認し、通いやすい会場を選びましょう。
ステップ②|申込み・受検料の支払い
希望する会場と試験日を選んだあとは、公式サイトで申込情報を入力し、受検料を支払います。
ワイン検定シルバーの受検料は税込15,000円(テキスト代込み)、対象年度のテキストをすでに持っている方は税込11,700円です。
受検料の入金が確認されると、申し込みが正式に完了します。
ステップ③|公式テキストを受け取る
入金が確認されると、公式テキストが1週間前後で届きます。
到着後は、試験日から逆算して事前学習を始めましょう。
シルバークラスのテキストは、ブロンズクラスよりも学習範囲が広いため、余裕を持って読み進めることが大切です。
テキストが届いたら、試験日から逆算して1〜2ヶ月を目安に学習を始めると、無理なく準備を進められます。
ステップ④|公式テキストで事前学習する
試験当日までは、公式テキストを元に事前学習を進めます。
フランス・イタリア・スペインを中心に、国ごとに「主要産地・格付制度・代表品種」を関連付けながら整理すると、知識を定着させやすくなります。
まずはテキスト全体を一通り読み、その後に重要マーカーが付いた箇所を重点的に復習すると、効率よく学習を進められます。
ステップ⑤|試験当日に120分の講習を受ける
試験当日は、まずテキスト内容に沿った120分の講習を受けます。
講習会では、認定講師が公式テキストの重要ポイントを説明するため、事前学習で理解があいまいだった部分を確認しながら受講すると、試験直前の復習にも役立ちます。
ステップ⑥|40分の筆記試験と合否発表
講習後、40分の筆記試験に臨みます。
試験終了後の合否については、担当講師から発表されます。発表方法やタイミングは会場によって異なる場合があるため、当日の案内を確認しましょう。
合格すると、後日、認定カードと認定バッジ、シルバークラス呼称の名刺が自宅に届く仕組みです。
ワイン検定シルバーの勉強時間の目安

日本ソムリエ協会では、ワイン検定シルバーの勉強時間の目安を公表していません。
そのため、ここでは学習範囲や難易度をもとに、編集部が考える学習期間の目安を紹介します。
勉強時間の公式な目安は公表されている?
2026年7月時点で、日本ソムリエ協会はワイン検定シルバーの勉強時間の目安を公表していません。
そのため、必要な勉強時間は、ブロンズ合格からの期間やワインの知識量によって変わります。
ブロンズクラスに合格した方が次のステップとしてシルバーに挑戦する想定で、解説していきます。
ブロンズより長い学習期間が必要
ワイン検定シルバーでは、各国の産地や格付制度まで学ぶため、ブロンズクラスよりも学習時間を確保しておくと安心です。
編集部では、無理なく復習を進めるためにも、試験の1〜2か月前から学習を始めることをおすすめします。
1日30分〜1時間を目安に、国ごとにテキストを読み進めると、試験直前に慌てず復習できます。
特に、AOC(フランス)やDOCG(イタリア)などの格付制度は、国ごとに整理しながら覚えると理解しやすくなります。
編集部が提案する学習スケジュール例知識レベル別の、学習スケジュールの目安は以下の通りです。
| 学習状況 | 学習期間の目安 | 学習時間の目安 |
| ブロンズ合格直後 | 約2か月 | 20〜40時間 |
| ブロンズ合格から時間が空いた | 1〜2か月 | 25〜50時間 |
| ワインエキスパート学習経験あり | 3〜4週間 | 15〜25時間 |
あくまで編集部が提案する目安です。
すでにワインの基礎知識がある方は短期間でも対応できますが、ブロンズ合格から時間が空いている場合は、復習の時間も確保すると安心です。
また、合格を保証する勉強時間ではありません。
公式テキストを理解しながら、自分のペースで学習を進めることが大切です。
ワイン検定シルバーの勉強法5つのコツ

ワイン検定シルバーは、ブロンズクラスより学習範囲が広いため、効率よく学習を進めることが合格への近道です。
ここでは、編集部がおすすめする5つの勉強法を紹介します。
コツ①|公式テキストを中心に学ぶ
ワイン検定シルバーの勉強では、公式テキストを中心に学習を進めましょう。
シルバークラスの試験問題はすべて公式テキストから出題されるため、まずは公式テキストを理解することを優先しましょう。
まずはテキスト全体を読み、そのあとに重要マーカーが付いた箇所を重点的に復習すると効率よく学習できます。
コツ②|国別に整理して覚える
ワイン検定シルバーの勉強では、国別に整理して覚えるのが正解です。
学習する国が13か国以上あるため、まとめて覚えようとすると産地や品種が混ざりやすくなります。
まずはフランスを学び、その後にイタリア、スペインというように国ごとに区切って進めると、知識を整理しやすくなります。
コツ③|格付制度と原産地呼称を体系的に理解する
ワイン検定シルバーの勉強では、格付制度と原産地呼称は、関連付けて覚えることが大切です。
理由は、フランスのAOC、イタリアのDOCG・DOC、スペインのDOCaなど、各国の格付制度は出題される頻度が高いから。
単純な暗記ではなく、格付制度の目的や、どの産地にどの制度が適用されるのかを理解すると、丸暗記よりも記憶に残りやすくなります。
コツ④|テキストの音読で反復学習する
ワイン検定シルバーの勉強では、テキストの音読で反復学習するのが正解です。
外国語の地名や品種名は、目で見るだけでは覚えにくい場合があります。
『バローロ』『バルバレスコ』『シャブリ』など、声に出して読むことで発音とセットで覚えられ、試験本番でも思い出しやすくなります。
コツ⑤|当日の講習会で重要箇所を確認する
試験当日の講習会では、重要なポイントを最後に確認しましょう。
理由は、当日120分の講習会では認定講師が公式テキストの重要ポイントを説明するため、事前学習で分からなかった点や自信のない箇所を最後に整理できるから。
講習中は重要だと感じた箇所をメモし、試験直前の復習に役立てましょう。
ワイン検定シルバー2026年度受験日程と受検料
2026年度のワイン検定シルバーは11月に開催されます。
シルバークラスは年1回のみの実施のため、受検を考えている方は申込期間や開催日を早めに確認しておきましょう。
| クラス | 試験開催日 | 申込受付期間 | 受験料(税込) |
|---|---|---|---|
| シルバークラス | 11/19(木)、11/21(土)、11/22(日) | 9/17(木)〜10/22(木) | 15,000円 |
| (参考)ブロンズクラス(第1回) | 4/4(土)、4/5(日)、4/6(月) | 2/6(金)〜3/9(月) | 11,000円 |
| (参考)ブロンズクラス(第2回) | 9/2(水)、9/5(土)、9/6(日) | 7/1(水)〜8/3(月) | 11,000円 |
※上記は2026年度の公式スケジュールです。会場ごとの開催状況や空き状況は、J.S.A.ワイン検定公式サイトでご確認ください。
2026年度の開催日程
2026年度のシルバークラスは、11月19日(木)・11月21日(土)・11月22日(日)の3日間で開催される予定です。
申込受付期間は9月17日(木)〜10月22日(木)。
ブロンズクラスは年2回開催されますが、シルバークラスは年1回のみです。そのため、受検を予定している場合は申込期間を逃さないよう注意しましょう。
公式サイトに掲載された会場の中から、希望する開催日と会場を選んで申し込みます。
会場によって開催日が異なるため、希望する日程が実施されるかは公式サイトで確認しましょう。
会場によって定員や開催日が異なる
ワイン検定シルバーは、全国の会場で開催されますが、会場によって定員や開催日が異なります。
シルバークラスはブロンズと比べて開催会場数が少ないため、希望する会場や担当講師がある場合は、定員に達すると受付が終了する場合もあるため、募集開始後は早めの申し込みがおすすめです。
公式サイトで各会場の詳細を確認し、自分の予定に合った日程・場所を選びましょう。
申し込み前に確認したいキャンセル条件
ワイン検定シルバーを申し込み前に、キャンセル条件を確認しておきましょう。
2026年度の公式案内では、受検料の支払い後は、申込取消、返金、次回受検への繰越、受検者氏名の変更ができません。申し込み前に、開催日と会場を必ず確認してください。
申し込み後は返金や日程変更ができないため、 申し込み時にキャンセルポリシーを一読しておくと、後々のトラブル防止になります。
ワイン検定シルバーに関するよくある質問Q&A
ワイン検定シルバーを受験する方が気になりやすい疑問を、Q&A形式でまとめました。
申し込み前に疑問を解消しておきたい方は、ぜひ参考にしてください。
Q1.ワイン検定シルバーはどのくらいの勉強時間が必要ですか?
公式な勉強時間の目安は公表されていません。
ブロンズより学習範囲が大幅に広がるため、試験の1〜2ヶ月前から公式テキストを読み込む方法が考えられます。
特にフランス・イタリア・スペインの3か国は学習の中心となるため、優先して復習すると効率よく学習できます。
目安として、合計20〜40時間程度を確保すると学習を進めやすいでしょう。ただし、必要な勉強時間は知識量や学習ペースによって異なります。
Q2.ブロンズを受けずに直接シルバーを受験できますか?
いいえ、ワイン検定シルバーはブロンズクラス合格者のみが受験できます。
ブロンズを受験せずにシルバーを直接受験することはできないため、まずはブロンズクラスの受験・合格が必要です。
ワイン検定は、ブロンズで基礎を学び、シルバーで知識を深める流れになっています。まずはブロンズから挑戦しましょう。
Q3.テイスティング試験はありますか?
いいえ、ワイン検定シルバーにもテイスティング試験はありません。
試験は40分の筆記のみで、公式テキストに記載された各国のワイン産地・格付制度・歴史などが問われます。
テイスティングも含めて実力を証明したい場合は、J.S.A.ワインエキスパートなど、より上位の資格を目指すことになります。
Q4.ワイン検定シルバーの合格特典は何がありますか?
ワイン検定シルバー合格者には、認定カードと認定バッジに加えて、シルバークラスの呼称が記載された名刺が授与されます。
さらに、シルバークラス合格者はJ.S.A.ソムリエやJ.S.A.ワインエキスパートの一次試験から受験する場合、一般受験者でも会員価格が適用されます。
将来的にJ.S.A.ソムリエやJ.S.A.ワインエキスパートを受験する予定がある方にとっては、受験料を抑えられるメリットがあります。
Q5.シルバー合格後、次はどの資格に挑戦するのがおすすめですか?
ワイン検定シルバー合格後は、J.S.A.ワインエキスパート試験へのステップアップがおすすめです。
シルバーで身につけた知識は、ワインエキスパート試験の基礎として活用できます。
シルバーで学んだ内容をそのまま活かしやすく、会員価格も適用されるため、次のステップとして挑戦しやすい資格です。
Q6.ワイン検定シルバーは独学で合格できますか?
はい、公式テキストと当日の講習を中心に学習を進めれば、独学でも十分合格を目指せます。
公式テキストと当日の120分講習で試験範囲が網羅されているため、ワインスクールに通う必要はありません。
ただし、ボリュームが多いため、独学の場合は計画的な学習スケジュールと反復学習が重要です。
会場によっては認定講師が事前講座や練習問題を用意している場合もあります。利用できる場合は、試験対策として活用するとよいでしょう。
まとめ
ワイン検定シルバーとは?
試験内容・難易度・勉強法を解説
ワイン検定シルバーは、ブロンズクラスの次のステップとして、世界の主要産地や格付制度を学べる中級検定です。
将来的にJ.S.A.ソムリエやJ.S.A.ワインエキスパートを目指す方にとっても、基礎固めに役立ちます。
受験するときは、次の3つのポイントを押さえておくと安心です。
| ブロンズより学習範囲が広がり、主要産地や格付制度まで学ぶ | フランス・イタリアなど各国の産地・格付制度を体系的に学ぶ |
| 試験は120分の講習会と40分の筆記試験で実施される | 試験の1〜2ヶ月前から公式テキストを読み込む |
| 試験の1〜2か月前から計画的に学習すると準備を進めやすい | ソムリエ・ワインエキスパート試験の会員価格特典あり |
『ブロンズに合格したから、次のステップに挑戦したい』『将来的にワインエキスパートを目指したい』という方にとって、ワイン検定シルバーは有力な選択肢になるでしょう。
2026年度の受験を検討している方は、申込期間や開催会場を公式サイトで確認し、余裕を持って準備を進めましょう。
申込みは、J.S.A.日本ソムリエ協会公式からできます。

シルバークラスで身につけた知識で、より一層日々のワイン選びを楽しみましょう。
ブロンズクラスについて詳しく知りたい方は「ワイン検定ブロンズとは?」の記事もご覧ください。
※本記事の情報は2026年7月時点のものです。受験料・スケジュール・特典等は変更となる場合があります。最新情報は日本ソムリエ協会公式サイトでご確認ください。
※20歳未満の飲酒は法律で禁止されています。お酒は20歳になってから。
