① 歴史・背景(創業・蔵元・ブランドの歩み)
パグス・ド・ラグランジュは、ボルドー左岸サン・ジュリアンの名門、シャトー・ラグランジュが手がける赤ワインです。
シャトー・ラグランジュは1855年のメドック格付けで第三級に選ばれた歴史あるシャトーで、現在もサン・ジュリアンを代表する造り手のひとつとされています。パグス・ド・ラグランジュは、シャトーに隣接するオー・メドックの区画のブドウを用いて造られます。
② ブランド・思想・位置づけ
このワインは、グラン・ヴァンである「シャトー・ラグランジュ」とは別に、ラグランジュの栽培・醸造の考え方をオー・メドックの畑で表現した銘柄です。
公式サイトでは「しなやかさ、華やかさ、精巧さ」を掲げ、シャトーの技術と哲学を注いだワインと紹介されています。
肩肘張った格付けワインというより、ラグランジュらしい端正さをより親しみやすく楽しめる位置づけです。
③ 酒質・味わい・特徴
主要品種はカベルネ・ソーヴィニヨンで、樽内で12ヶ月熟成されます。
香りはカシスや熟したチェリーを思わせる果実感が中心で、そこにスパイスのニュアンスが重なります。
口当たりはなめらかで、ボルドー左岸らしい骨格を持ちながら、重すぎず生き生きとした印象。
タンニンは硬すぎず、果実味と酸のバランスが整った、食事に寄り添いやすい赤ワインです。
④ 評価・支持される理由
支持される理由は、名門シャトーの背景を持ちながら、グラン・ヴァンほど構えずに楽しめる点にあります。
サン・ジュリアンに隣接するオー・メドックの区画から生まれ、カベルネ主体の凛とした味わいと、熟した果実の親しみやすさを両立しています。
肉料理、ロースト、チーズなどと合わせると、果実味とタンニンのまとまりを感じやすいでしょう。
⑤ 総括
パグス・ド・ラグランジュは、シャトー・ラグランジュの品格を日常の食卓に近づけたような1本です。
華やかさ、しなやかさ、ボルドーらしい骨格をバランスよく楽しみたい人に向いています。
レビュー
1
信頼できるボルドーワイン
ラグランジュはどれを飲んでも期待を裏切らないが、新しく登場したパグスもその通りだった。しっかりフルボディで、一貫してドライな味わい。黒果実だけでなくスパイスやハーブも香りも強く、まずは香りで楽しめる。合わせる料理はやっぱりローストビーフ。同じローストビーフでも低温で時間をかけたものがさらに良さそう。
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