チリを代表する名門ワイナリーから届く、世界中で愛され続ける定番の赤ワインをご紹介します。手頃な価格でありながら、品種の個性をしっかりと楽しめる、親しみやすくも本格的な味わいが魅力の1本です。
① 歴史・背景(創業・蔵元・ブランドの歩み)
サンタ・リタ社の創立は1880年、実業家ドミンゴ・フェルナンデス・コンチャ氏によって、マイポ・ヴァレーに設立されました。フランスから高名な醸造家と最高級のブドウ苗木を迎え、近代的な設備を導入したことからその歩みが始まります。ブランド名にある「120」という数字には、チリの独立戦争にまつわる深い歴史が刻まれています。1814年、スペイン軍との戦いに敗れたリベルタドール(解放者)ベルナルド・オヒギンス率いる120人の兵士たちが、サンタ・リタの地下セラーに隠れて生き延び、後の独立への転機を迎えたという伝説に由来しています。
この歴史的なセラーは現在も現役で使われており、国の記念建造物にも指定されています。サンタ・リタ社は一貫して品質向上に努め、これまでに米国の専門誌から「ワイナリー・オブ・ザ・イヤー」を通算10回も受賞するなど、世界的な評価を確固たるものにしています。
② ブランド・思想・位置づけ
ワイナリーの名前は、15世紀のイタリアで枯れたブドウの木を蘇らせたという奇跡の逸話を持つキリスト教の聖者、聖リタにちなんで付けられました。この思想を受け継ぎ、自然への感謝を忘れない持続可能なワイン造りを徹底しています。
120(シェント・ベインテ)シリーズは、本格的なクオリティを保ちながらも、日常的に誰もが楽しめる飲みやすさを追求した、サンタ・リタを象徴するフラッグシップブランドです。チリ国内の市場で非常に高いシェアを誇るだけでなく、世界各国へ広く輸出されており、カジュアルなチリワインの代名詞的な立ち位置を築いています。
③ 酒質・味わい・特徴
使用されているブドウ品種はカベルネ・ソーヴィニヨンを主体に、少量のシラーがブレンドされています。主な産地は、チリの中でもカベルネの栽培に最適な気候を持つマイポ・ヴァレーやコルチャグア・ヴァレーなどです。グラスに注ぐと、澄んだ輝きを持つ、深みのあるルビー色の外観が目を引きます。アロマは非常に華やかで、チェリーやプラムといった熟した赤い果実の香りが際立ち、オーク樽由来のほのかなバニラやさりげないスパイスのニュアンスが重なります。
口に含むと、豊かでジューシーな果実味が広がり、まろやかなタンニンが綺麗に溶け込んでいます。ミディアムボディの心地よいボリューム感があり、穏やかな酸味と渋みのバランスが優れているため、引っかかりがなくスムーズなのど越しです。余韻には、フルーティな果実の香りが心地よく持続します。
④ 評価・支持される理由
幅広いファン層から支持されている理由は、1,000円前後という手頃な価格でありながら、安っぽさを一切感じさせない確かな満足感にあります。ワインを飲み始めたばかりの初心者から、毎日ワインを楽しみたいデイリーユーザーまで、誰にでも向いている懐の深さがあります。毎日の家飲みや、気取らないカジュアルなホームパーティー、バーベキューなどのアウトドアシーンに最適です。
ペアリングとしては、カベルネ・ソーヴィニヨンの王道である肉料理全般と抜群の相性を誇ります。特に、シンプルに塩胡椒で焼き上げたステーキやハンバーグ、タレで香ばしく焼いた焼き鳥など、しっかりとした旨味のある料理と合わせることで、ワインの果実味と肉のジューシーさが互いを引き立て合います。
⑤ 総括
ひとことで表すなら、チリの歴史と情熱が宿る、毎日の食卓に寄り添う「優等生デイリー赤ワイン」です。
レビュー
1
気軽に楽しめるバランスの良い赤ワイン
サンタ・リタ 120 カベルネ・ソーヴィニヨンは、果実味とほどよい渋みのバランスが良く、普段飲みにぴったりな赤ワインでした。
重すぎず軽すぎない味わいで、赤ワインに慣れていない人でも飲みやすいと思います。
価格も手頃なので、家飲み用として気軽に選びやすい一本でした。
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