オレンジワインは、白ワインの爽やかさと赤ワインの渋みを併せ持つ「万能タイプ」のワインで、和食・洋食・中華・エスニックまで幅広い料理に合わせやすいのが最大の魅力です。

「オレンジワインって聞いたことはあるけど、どんなワインなの?」
「いつも飲んでいる赤や白とは違うの?」
「オレンジワインに合う料理がわからない」
そんなお悩みを持つ方に向けて、本記事ではオレンジワインに合う料理10選を、ワイン初心者にもわかりやすく紹介します。
和食・洋食・中華・エスニックまで幅広く対応できる、オレンジワインの魅力を存分に味わえる料理を厳選しました。
- オレンジワインは「白ワインの爽やかさ」と「赤ワインの渋み」を併せ持つ万能タイプで、和洋中エスニックまで幅広く合う
- 麻婆豆腐やチーズタッカルビなど、強い味付けの料理にこそオレンジワインの真価が発揮される
- 和食(豚の角煮・カツオのたたき・いぶりがっこチーズ)との相性が抜群で、家飲みのレベルが上がる
- ジョージア・イタリア・オーストリアなど、産地ごとに個性が違い、料理に合わせて選べる
- 1,500円台から本格的な味わいが楽しめ、初心者でも気軽にオレンジワインの世界に踏み出せる
※本記事は2026年6月時点の情報に基づいています。価格や販売状況はショップ・時期により異なる場合があるため、最新情報は各販売店でご確認ください。
※20歳未満の飲酒は法律で禁止されています。お酒は20歳になってから。
そもそもオレンジワインとは?初心者にもわかりやすく解説

オレンジワインとは、白ぶどうを果皮や種と一緒に発酵させて造るワインです。
赤・白・ロゼに続く「第4のワイン」と呼ばれることもあり、近年注目を集めています。
「オレンジ色のワインって、オレンジで作ってるの?」と思われがちですが、実は白ぶどうから造られています。
ここでは、初心者の方が一番知りたい「オレンジワインって何?」という疑問に、3つのポイントでわかりやすくお答えします。
解説①|白ワインなのにオレンジ色になる理由
オレンジワインがオレンジ色になるのは、白ぶどうの果皮(かわ)と種を一緒に漬け込んで発酵させる、独特の造り方をしているからです。
通常の白ワインは、白ぶどうの果皮と種を取り除いてから発酵させますが、オレンジワインは果皮と種を残したまま発酵させます。
果皮に含まれる色素や成分がワインに溶け出して、淡いオレンジ色や琥珀色(こはくいろ)になるのです。
色味は造り方によって幅広く、薄いオレンジから濃い琥珀色までさまざまです。
たとえば、果皮を漬け込む期間が短いと淡いオレンジ色に、長く漬け込むほど色が濃くなり、赤ワインに近い琥珀色へと変化します。
同じ白ぶどうを使っているのに、これだけ色が変わるのがオレンジワインの面白いところです。
「色は薄いオレンジから琥珀色」「ロゼワインの濃い版」とイメージすると、初心者の方も理解しやすいでしょう。
解説②|赤ワインのような渋みと複雑な香りが楽しめる
オレンジワインは、白ワインなのに赤ワインのような渋み(タンニン)と、複雑な香りが楽しめるのが最大の特徴です。
果皮や種を一緒に発酵させることで、果皮に含まれる渋み成分と、種に含まれる香りの成分がしっかりとワインに移るからです。
具体的には、紅茶やドライフルーツ、ナッツ、ハーブのような複雑な香りが感じられます。
味わいは「白ワインの爽やかな酸味」と「赤ワインの渋み」を併せ持ち、果皮由来の複雑な風味やコクを楽しめるのが特徴です。
白ワインとも赤ワインとも異なる個性的な味わいから、愛好家の間で注目されることが多いワインです。
白ワインの軽やかさと赤ワインの複雑さの両方を楽しみたい方に向いているワインといえるでしょう。
解説③|実は約8,000年の歴史を持つ伝統的なワイン
オレンジワインは新しいトレンドのように見えて、実は約8,000年もの歴史を持つ、世界最古のワインの造り方なのです。
発祥地は東欧のジョージア(旧グルジア)で、紀元前6,000年頃からこの製法でワインが造られてきたことが、考古学的な調査で明らかになっています。
ジョージアの伝統的な造り方では、「クヴェヴリ」と呼ばれる粘土製の素焼きの壺を地中に埋め、その中で果皮ごとぶどうを発酵させます。
この製法は2013年にユネスコの無形文化遺産にも登録された、世界に誇る伝統技術です。近年は、イタリアのフリウリ地方をはじめ、世界各国の自然派ワインの造り手たちがこの伝統的な製法に注目し、現代のオレンジワインブームを生み出しました。
つまりオレンジワインは「最も新しいトレンド」であると同時に、「最も古い伝統」を持つ、ロマンあふれるお酒なのです。
(出典:ジョージアワイン日本公式)
オレンジワインに合う料理10選を徹底比較
まずは10品を「ジャンル・合わせ方のポイント・ワインタイプ」で一覧にまとめました。
気になる料理を見つけてから、下の詳しい解説を読んでみてください。
| No. | 料理名 | ジャンル | 合わせ方のポイント | おすすめのワインタイプ |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 麻婆豆腐 | 中華 | スパイスと旨味で重なり合う | 濃厚・スパイシー系 |
| 2 | カツオのたたき | 和食 | 鉄分と薬味にやさしく寄り添う | ミネラル・酸味系 |
| 3 | タンドリーチキン | エスニック | ヨーグルトの酸味とスパイスがマッチ | 果実味・芳醇系 |
| 4 | 豚の角煮 | 和食 | 脂の甘みと渋みのバランスがとれる | 熟成・コクあり系 |
| 5 | 焼き餃子 | 中華 | 焼き目の香ばしさと脂がよく合う | フレッシュ・弱い泡系 |
| 6 | いぶりがっこチーズ | 和食 | 燻製の香りとナッツのような風味が重なる | ナッツ系・ドライ系 |
| 7 | エビのチリソース | 中華 | 甘辛ソースと果実味がよく合う | フルーティ・まろやか系 |
| 8 | ガパオライス | エスニック | バジルとナンプラーの香りが響き合う | エキゾチック・芳醇系 |
| 9 | チーズタッカルビ | 韓国 | 辛味をワインの果実味が和らげ、チーズのコクと旨味を支える | フルーティ・果実味豊か系 |
| 10 | アクアパッツァ | 洋食 | 魚介の凝縮した旨味を支える | 骨格のある・ミネラル系 |
※2026年6月時点の情報です。価格や取り扱いはショップ・時期により異なります。
オレンジワインに合う料理10選|詳しい解説

ここからは10品それぞれの特徴と、なぜオレンジワインと合うのかを、わかりやすく解説します。
おすすめのワインのスペック表も付けているので、購入時の参考にしてください。
1.麻婆豆腐
麻婆豆腐に使われる花椒(かしょう)のしびれる香りは、オレンジワインが持つスパイスやドライハーブのようなニュアンスと共通点があります。
単に辛さを受け止めるだけでなく、香り同士が重なることで一体感のある味わいを楽しみやすくなります。
| おすすめワイン | ジョージア産(クヴェヴリ仕込み) |
| 特徴 | しっかりした渋みと、ドライ(甘さ控えめ)な後味 |
| 合わせ方のコツ | 麻婆豆腐のひき肉の旨味と、オレンジワインの旨味が重なる |
麻婆豆腐の複雑な辛さと痺れは、通常の白ワインでは味に負けてしまい、赤ワインでは渋みが強調されすぎてしまいます。
オレンジワインは、白と赤の中間的な性質をもつおかげで、辛味をやわらげつつ、挽き肉の旨味を引き立ててくれます。
ジョージアの伝統的な造り方「クヴェヴリ仕込み」のオレンジワインなら、しっかりした渋みが麻婆豆腐の濃い味付けにも負けません。
麻婆豆腐のようなスパイスを使った中華料理は、オレンジワインの個性を感じやすい組み合わせのひとつです。
2.カツオのたたき
白ワインではカツオの生臭さが強調されがちですが、オレンジワインの持つ適度な渋みが魚の脂を切ってくれるからです。
| おすすめワイン | イタリア・フリウリ産 |
| 特徴 | 石や塩を思わせるすっきりした風味、アプリコット(あんず)の香り |
| 合わせ方のコツ | ニンニク・生姜などの薬味の香りとワインの香りが重なる |
カツオのような赤身魚の鉄分は、白ワインだと相性が悪く感じてしまうことがあります。
オレンジワインは果皮由来のタンニン(渋み)を持つため、カツオの旨味や鉄分と調和しやすいのが特徴です。
ポン酢の酸味とも相性がよく、和食の繊細な味わいを引き立てる名脇役です。
イタリアのフリウリ地方は、白ぶどうを果皮ごと漬け込む「マセラシオン」を取り入れたワイン造りが盛んな産地として知られています。
3.タンドリーチキン
タンドリーチキンのヨーグルト由来の酸味と、オレンジワインの乳酸的なニュアンスがよく合います。
| おすすめワイン | オーストリア産(自然派ワイン) |
| 特徴 | 華やかな香りと、やわらかい酸味 |
| 合わせ方のコツ | スパイスの刺激をワインの果実味が包み込む |
タンドリーチキンは、ヨーグルトとスパイス(クミン・コリアンダー・ターメリックなど)に漬け込んで焼いた、インド料理の代表格です。
タンドリーチキンに使われるスパイスは、オレンジワインが持つオレンジピールや紅茶のような複雑な香りと重なりやすい傾向があります。
そのため、料理とワインが別々に主張するのではなく、まとまりのある味わいになりやすい組み合わせです。
オーストリアの自然派ワイン(添加物を最小限にした造り方のワイン)は、華やかな香りと柔らかな酸味が特徴で、エスニック料理ととても相性がよいタイプ。
スパイス料理とワインを合わせてみたい方にも試しやすい組み合わせです。
4.豚の角煮
しっかりしたボディ(飲みごたえ)を持つオレンジワインは、角煮の濃厚な味わいに負けないからです。
| おすすめワイン | スロベニア産 |
| 特徴 | 長期熟成による深い琥珀色(こはくいろ)と、しっかりしたコク |
| 合わせ方のコツ | 渋みが脂をさっぱりと流し、飽きずに楽しめる |
和食の中でも特にこってり系の代表格、豚の角煮。
醤油・砂糖・みりんの甘辛い味と、トロトロに煮込まれた豚肉の脂は、軽い白ワインだと負けてしまいます。
オレンジワインのタンニンと酸味が脂を受け止めながら、後味を重たくしすぎないため、食べ進めやすくなります。
スロベニアでは、長期間果皮とともに熟成させるタイプのオレンジワインも造られています。
深い琥珀色とコクのある味わいが、角煮と相性の良い組み合わせとして楽しまれています。
5.焼き餃子
餃子の皮の香ばしさと、オレンジワインのナッツのような香りが自然に繋がるからです。
| おすすめワイン | スペイン産(弱い泡タイプ) |
| 特徴 | 軽やかな飲み口と、柑橘(かんきつ)のさわやかなニュアンス |
| 合わせ方のコツ | 酢胡椒やラー油の刺激にも果実味が寄り添う |
家飲みの定番、焼き餃子。
餃子は肉汁の旨味と皮の香ばしさが魅力です。
オレンジワインの果皮由来の香ばしさやほのかな苦味が焼き目の風味と重なり、ビールとは異なる楽しみ方ができます。
酢胡椒やラー油で食べる餃子の刺激にも、ワインの果実味が心地よく寄り添ってくれます。
スペインなどで造られる弱い泡(微発泡)タイプのオレンジワインなら、ビール感覚で気軽に楽しめて、餃子と相性の良い組み合わせとして楽しみやすいでしょう。
6.いぶりがっこチーズ
果皮ごと発酵させたオレンジワインの複雑な香りは、燻製の香りと同じ系統で響き合うからです。
| おすすめワイン | フランス・ジュラ産 |
| 特徴 | 熟成感のあるニュアンスと、深い旨味 |
| 合わせ方のコツ | クリームチーズのまろやかさがワインの渋みを包み込む |
いぶりがっこは、大根を燻製してから漬け込んだ秋田の伝統食品です。
通常の白ワインでは、スモーキーな風味が浮いてしまいがち。
オレンジワインには、紅茶やナッツ、ドライフルーツを思わせる複雑な香りを持つものがあります。
いぶりがっこの燻製香とクリームチーズのコクが加わることで、香りと旨味が何層にも重なりやすくなります。
フランス・ジュラ地方のオレンジワインは、独特の熟成感が魅力で、燻製食品との組み合わせが提案されることもあります。
7.エビのチリソース
エビチリの甘辛い味わいは、オレンジワインの豊かな果実味ととても相性がよいからです。
| おすすめワイン | オーストラリア産 |
| 特徴 | フルーティで華やかな香り |
| 合わせ方のコツ | 渋みがエビの殻の旨味を引き出す |
中華料理の定番、エビチリ。
ケチャップの甘みと豆板醤の辛味という、複雑な味のソースは、ワイン選びに迷いがちな料理のひとつです。
オレンジワインの適度な渋みがエビの殻の旨味を引き出し、果実味がソースの辛味を優しく和らげてくれます。
オーストラリアの新しい産地のオレンジワインは、フルーティで親しみやすい味わいが多く、初心者にもおすすめのタイプです。
8.ガパオライス
ガパオ(ホーリーバジル)の清涼感と、ナンプラーの独特な旨味が、オレンジワインのエキゾチックな香りと響き合うからです。
| おすすめワイン | 南アフリカ産 |
| 特徴 | ドライハーブやスパイスの複雑な香り |
| 合わせ方のコツ | 目玉焼きの黄身の濃厚さをワインの酸がリセット |
ガパオライスは、鶏ひき肉とバジル、ナンプラー(タイの魚醤)で炒めた、タイの定番料理。
バジルの清涼感とナンプラーの旨味は個性が強く、シンプルな白ワインでは料理に負けてしまうことがあります。
香りの要素が多いオレンジワインなら、ハーブやスパイスの風味に寄り添いやすく、目玉焼きの黄身の濃厚さもワインの酸が心地よくリセットしてくれます。
南アフリカは近年オレンジワインの注目産地のひとつで、ドライハーブやスパイスを感じる複雑な香りが特徴です。
9.チーズタッカルビ
オレンジワインの果実味が辛味を和らげ、果皮由来の渋みがチーズの脂をすっきり流してくれるからです。
| おすすめワイン | チリ産・オーストラリア産 |
| 特徴 | フルーティで親しみやすい味わいと、ほんのり残る甘さ |
| 合わせ方のコツ | 辛味を果実味が和らげ、チーズのコクと一体化 |
韓国料理の人気メニュー、チーズタッカルビ。
オレンジワインは酸味・果実味・タンニンのバランスを持つため、辛味とチーズのコクが共存する料理にも合わせやすいとされています。
さらに、果皮ごと発酵させたオレンジワインの乳酸的なニュアンスが、チーズの乳製品の風味と自然に重なるのも魅力。
チリやオーストラリアのフルーティなオレンジワインなら税込1,500円台から手に入り、初心者の最初の1本にもおすすめです。
冷やしすぎず、10〜12度くらいで飲むと香りを楽しめます。
普段の家飲みとはひと味違った楽しみ方に変わります。
10.アクアパッツァ
アクアパッツァの魚介の旨味は、オレンジワインの複雑な風味や厚みのある味わいと調和しやすいからです。
| おすすめワイン | イタリア・シチリア産 |
| 特徴 | 潮風を感じるミネラル感としっかりしたボディ |
| 合わせ方のコツ | トマトの酸味やオリーブの塩気もミネラル感と相まる |
アクアパッツァは、白身魚をアサリ・トマト・オリーブ・ハーブと煮込んだ、イタリア・ナポリ発祥の料理。
魚介の出汁が凝縮したスープは、通常の白ワインだとあっさりしすぎてしまうことも。
オレンジワインが持つ旨味やミネラル感なら、アサリや白身魚から出る旨味成分と調和しやすい特徴があります。
白ワインよりも味わいに厚みがあるため、魚介の出汁を使った料理とも合わせやすいとされています。
シチリアのオレンジワインは、地中海の潮風を感じる力強いタイプで、魚介料理との相性は多くのワイン専門店やレストランでも提案されています。
オレンジワインの選び方|失敗しない3つのコツ

オレンジワインは、「産地」「タイプ」「価格帯」の3つを意識して選ぶと失敗しません。
ここでは、初心者でもすぐ実践できる選び方を紹介します。
コツ①|産地で選ぶ
初心者には、伝統的な産地であるジョージアか、代表的な産地のひとつであるイタリア・フリウリ産がおすすめです。
ジョージアは8,000年前からオレンジワインを造ってきた発祥地で、伝統的なクヴェヴリ仕込みの本格派が楽しめます。
イタリア・フリウリは果皮浸漬(マセラシオン)を取り入れたワイン造りで知られる代表的な産地のひとつで、果実味と渋みのバランスがよく、料理に合わせやすいタイプが多いのが魅力です。
迷ったら、まずこのどちらかから試してみてください。
コツ②|タイプで選ぶ
料理に合わせて、軽めタイプか、しっかりタイプかを選ぶのが大切です。
オレンジワインは、果皮を漬け込む期間によって、味わいの強さが大きく変わります。
漬け込み期間が短いものは、軽めでフレッシュなタイプ。餃子や和食など軽めの料理に合います。
漬け込み期間が長いものは、しっかりした渋みのあるタイプ。麻婆豆腐や角煮のような濃い味の料理に合わせやすくなります。
ワインショップの店員さんに「軽めか、しっかりか」を伝えるだけで、おすすめを選んでもらえます。
コツ③|価格帯で選ぶ
初心者は税込1,500円〜3,000円のラインから始めるのがおすすめです。
この価格帯なら、自宅で気軽に試せるうえ、オレンジワインらしい個性を感じやすい商品が多くあります。
ジョージア産のクヴェヴリ仕込みでも、税込1,800円前後で買えるものが多くあります。
特別な日や記念日には、税込3,000円〜5,000円のスロベニアやシチリアの本格派を選ぶと、より複雑な香りや味わいを楽しめる商品も選びやすくなります。
オレンジワインに合わない料理

オレンジワインは万能タイプとはいえ、「クリーム系の濃厚料理」「強い甘味のある料理」「デザート」とは相性が良くないことが多いので、合わせるときには注意が必要です。
オレンジワインの魅力は、白ワインの爽やかさと赤ワインの渋みを併せ持つバランスの良さですが、その「渋み」と「ドライ(甘さ控えめ)な味わい」が、相手によっては料理の良さを消してしまうこともあります。
ここでは、初心者の方が失敗しやすい3つのジャンルを、理由とともに解説します。
これを知っておくだけで、家飲みのペアリングで大きく外すリスクを減らせます。
合わない料理①|クリーム系の濃厚料理
カルボナーラやクリームシチューといった、生クリームやバターを多く使った料理には、オレンジワインとの相性が良くないと感じる場合があります。
理由は、オレンジワインの渋み(タンニン)が、乳製品のまろやかなコクとぶつかってしまい、お互いの良さを引き出しにくくなるからです。
生クリームのなめらかさは、樽熟成のシャルドネのようなコクのある白ワインが得意とする領域で、渋みのあるオレンジワインだとバランスが取りにくくなることがあります。
具体例として、カルボナーラ、クリームシチュー、グラタン、クリームパスタといった料理は、オレンジワインだと「渋みが浮いてしまう」「クリームのまろやかさが消えてしまう」と感じやすいです。これらの料理には、樽熟成のシャルドネや甲州ワインのようなコクのある白ワインが、相性が良いと感じる人が多い傾向があります。
「乳製品たっぷりのクリーム系料理は白ワインに任せて、オレンジワインは別の料理に活かす」と覚えておくと、失敗しません。
合わない料理②|強い甘味のある料理
みたらし団子やすき焼きのように、砂糖やみりんで強い甘さをつけた料理にも、オレンジワインは合いにくいです。
理由は、ドライ(甘さ控えめ)なオレンジワインを、強く甘い料理と合わせると、ワインの酸味や渋みが強く感じられることがあります。
料理の甘味とワインの甘味のバランスでは、料理が勝ってしまうとワインの良さが消えてしまうという、ペアリングの基本ルールがあります。
具体例として、すき焼き、みたらし団子、甘辛い照り焼き、煮物の甘い味付け、ぶり大根などは、オレンジワインだと「ワインがすっぱくなった」「渋みだけが残る」と感じることが多いです。
これらの料理には、やや甘口の白ワインや、ベリー系の甘さがあるフルーティな赤ワインのほうがしっくりきます。
砂糖やみりんを多用した甘い料理には、オレンジワインより「同じくらい甘さのあるワイン」を選ぶのが選択肢のひとつになります。
※ただし、豚の角煮のような「醤油の塩気+砂糖の甘さ」がバランスよく入った料理は、しっかりした骨格のあるオレンジワインなら合わせられます。「砂糖の甘さが前面に出ているか」で判断するのがコツです。
合わない料理③|デザートとの相性
チョコレート、ケーキ、アイスクリームといった甘いデザートには、オレンジワインは相性が良いと感じにくいことが多いです。
理由は、デザートの強い甘さがオレンジワインのドライな味わいとぶつかり、ワインがすっぱく・薄く感じられてしまうからです。
これは赤ワインや辛口白ワインにも共通する話で、デザートには「料理より甘いお酒」を合わせるのがペアリングの王道ルールだからです。
具体例として、ショートケーキ、ガトーショコラ、アイスクリーム、フルーツタルトなどとオレンジワインを合わせると、「ワインの渋みだけが残る」「果実味が消えてしまう」と感じやすいです。
デザートにワインを合わせるなら、モスカートのような甘口の白ワイン、貴腐ワイン(とても甘いデザートワイン)、ポートワインなどを選ぶのがおすすめです。
「デザートには甘いワイン」がワインのペアリングでは一般的な考え方。
オレンジワインは食事と一緒に楽しむスタイルと相性の良いワインです。
※例外として、ナッツやドライフルーツのような「軽い甘さの素材系デザート」なら、オレンジワインともよく合います。生クリームや砂糖をたっぷり使った本格的なスイーツとの組み合わせを避ければOKです。
オレンジワインに関するよくある質問Q&A

ワイン初心者の方が気になりやすい疑問を、Q&A形式でまとめました。
不安を解消してから、安心してオレンジワインを楽しんでください。
Q1.オレンジワインって、どんな味がしますか?
白ワインの爽やかさと赤ワインの渋みを併せ持ち、紅茶やドライフルーツのような複雑な香りがするワインです。
白ぶどうを使っているので白ワインに近い果実味がありますが、果皮ごと発酵させているので赤ワインのような渋みも感じられます。
「白ワインとも赤ワインとも異なる個性的な味わいから、愛好家の間でも注目されるワイン」と評されることが多い、個性的なワインです。
Q2.オレンジワインはどこで買えますか?
ワイン専門店、デパ地下のワイン売り場、Amazon・楽天などのオンラインショップで購入できます。
近年は自然派ワインの専門店だけでなく、エノテカやヴィノスやまざきなどのワイン専門店でも取り扱われています。
Amazonや楽天では、ジョージア産・イタリア産のオレンジワインが税込1,500円台から購入可能。レビューを見ながら選べるのも魅力です。
Q3.オレンジワインの飲み頃の温度は?
白ワインより少し高めの、10〜14度程度を目安に飲むのがおすすめです。
キンキンに冷やしすぎると、オレンジワインならではの複雑な香りが感じにくくなってしまうからです。
冷蔵庫から出して10〜15分ほど常温に置いてから飲むと、香りが立ち上がり、本来の味わいを楽しめます。
Q4.オレンジワインは赤と白、どっちに近いですか?
見た目は「ロゼワインより濃い色合い」、味わいは「白ワインに渋みやコクを加えたもの」とイメージするとわかりやすいです。
色は薄いオレンジから琥珀色まで様々で、ロゼワインより濃い色味になります。
味わいは果実味が豊かな白ワインに、軽めの渋みをプラスしたような印象。料理に合わせやすいのが特徴です。
Q5.オレンジワインに合うおつまみはありますか?
いぶりがっこチーズ、生ハム、ナッツ、ドライフルーツ、燻製食品が特におすすめです。
オレンジワインの持つナッツのような香りと、燻製・乾燥系の食品の風味がよく響き合うからです。
コンビニやスーパーで気軽に揃えられるので、平日夜の家飲みでも手軽にオレンジワインとの組み合わせが楽しめます。
まとめ|オレンジワインに合う料理10選|和・洋・中・エスニックまで楽しめる万能ペアリング
オレンジワインは、「白ワインの酸味」と「赤ワインの渋み」、そして「果皮由来の複雑な風味やコク」を兼ね備えた万能タイプのワインです。
選ぶときは、次の3つを意識するだけで失敗しません。
| 産地で選ぶ | 初心者は伝統的な産地であるジョージアかイタリア・フリウリから |
| タイプで選ぶ | 軽めなら和食や餃子、しっかりなら麻婆豆腐や角煮に |
| 価格帯で選ぶ | まずは1,500円〜3,000円から、特別な日には3,000円以上を |
特に「いぶりがっこチーズ」「エスニック料理」「中華のスパイス料理」との相性は、オレンジワインらしい個性を感じやすい組み合わせです。
赤と白では物足りなくなった方、新しい味覚体験を求めている方は、ぜひこの10選を参考に、オレンジワインの世界に足を踏み入れてみてください。
料理との組み合わせを意識することで、オレンジワインの新しい魅力を発見できるかもしれません。
※本記事の情報は2026年6月時点のものです。商品の取り扱いや価格はショップ・地域・時期により異なる場合があります。最新情報は各販売店でご確認ください。
※20歳未満の飲酒は法律で禁止されています。お酒は20歳になってから。

