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【ソーヴィニヨン・ブラン飲み比べ編】フランス産とニュージーランド産を比較|初心者でも産地の違いはわかる?

鈴木編集長

正直、この飲み比べだけはやりたくありませんでした。

ヴィノテラス「2026年自習用小瓶セット 白ワインBセット」のブラインドテイスティングで、一番苦手だったB-4。青っぽい独特な香りに加え、草っぽい苦味が数分残るように感じ、「もう一度飲むの?」と思ったほどです。

ところが、今回比較するB-3も同じソーヴィニヨン・ブラン。B-3はフルーティーで甘そうな香りが6本で一番好みだったのに、同じ品種とは思えないほど印象が違いました。

そこで、フランス産とニュージーランド産を改めて飲み比べます。初心者でも産地の違いはわかるのか、香りや味わい、飲みやすさを「お子さま舌編集長」目線で比較しました。

ブラインドテイスティングの記事はこちら→【ヴィノテラス白Bセット編】初心者がブラインドテイスティングに挑戦|品種・産地は当てられる?

これまでの体験記はこちら→【特集】編集長、ワインエキスパートを目指す。

▼本記事の要約
  • フランス産とニュージーランド産は、同じソーヴィニヨン・ブランとは思えないほど違いを感じた
  • B-3フランス産は、フルーティーで甘そうな香りとまろやかな口当たりで飲みやすかった
  • B-4ニュージーランド産は、青っぽい香りと草っぽい苦味、長く残る後味が強烈だった
  • 飲みやすさ・好みともにB-3が圧勝。香りは白Bセット6本の中でもB-3が一番好み
  • 産地による違いは分かった一方、ソーヴィニヨン・ブラン自体の特徴は「全然分からない」という結果になった

※20歳未満の飲酒は法律で禁止されています。お酒は20歳になってから。 

フランス産とニュージーランド産のソーヴィニヨン・ブランを飲み比べ

(▲左:フランス産ソーヴィニヨン・ブラン 右:ニュージーランド産ソーヴィニヨン・ブラン)

比較項目B-3 フランス産SBB-4 ニュージーランド産SB
商品名トゥーレーヌ・ソーヴィニヨン ラルパン・デ・ヴォドンリージョナル ソーヴィニヨン・ブラン マルボロ
生産者ドメーヌ・メリオーマトゥア
産地フランス / ロワール渓谷地方ニュージーランド / 南島
品種ソーヴィニヨン・ブラン100%ソーヴィニヨン・ブラン100%
ヴィンテージ20242025
アルコール度数12%12.5%

今回飲み比べるのは、ヴィノテラス「2026年自習用小瓶セット 白ワインBセット」に入っていた、以下の2本です。

  • B-3:ソーヴィニヨン・ブラン/フランス
  • B-4:ソーヴィニヨン・ブラン/ニュージーランド

どちらも同じソーヴィニヨン・ブランですが、ブラインドテイスティングでは「本当に同じ品種?」と思うほど印象が違いました。B-3はフルーティーで飲みやすかったのに対し、B-4は青っぽい香りと草っぽい苦味が強烈。

そこで今回は2本を並べて、外観・香り・味わい・余韻などを改めて比較します。初心者でも共通点を見つけられるのか、それとも産地による違いのほうが大きく感じるのかを確かめてみました。

同じ白Bセットでは、ムロン・ド・ブルゴーニュと甲州の飲み比べにも挑戦しました。ムロンは「しっかり・なめらか」、甲州は「軽め・さらっと」と感じたのに対し、今回は同じ品種の産地違いを比較します。

【ムロン・ド・ブルゴーニュ×甲州編】フランスと日本の白ワインを飲み比べ|初心者でも品種の違いはわかる?

フランス産とニュージーランド産はどんな違いがある?

ソーヴィニヨン・ブランは、同じ品種でも産地や気候、造り方によって香りや味わいが変わります。

今回は飲み比べる前提知識として、フランス産とニュージーランド産に見られる一般的な特徴を整理します。 

フランス産ソーヴィニヨン・ブランの特徴

フランスでは、ソーヴィニヨン・ブランはボルドーやロワール地方などで広く栽培されています。

ボルドーでは柑橘類やツゲ、イチジクの葉などの香りが代表的で、繊細さや生き生きとした酸が特徴です。ロワール地方ではレモンやグレープフルーツなどの柑橘類、マンゴーやパッションフルーツのほか、ツゲやトマトの葉といった植物系の香りも挙げられています。

ただし、フランス産とひとくくりにはできません。産地の土壌や気候によって表情が変わり、ボルドーではセミヨンとブレンドされる場合もあります。今回のB-3も、実際に飲んでどの特徴を感じるのか確認してみます。

ニュージーランド産ソーヴィニヨン・ブランの特徴

ニュージーランドのソーヴィニヨン・ブランは、香りの強さと植物を思わせるニュアンスが特徴のひとつです。

ニュージーランドワインの公式情報では、パッションフルーツなどのトロピカルフルーツに加え、赤ピーマン、刈ったばかりの草、トマトの茎、グレープフルーツ、ライムなどの香りが紹介されています。

なかでも代表産地のマールボロは、ソーヴィニヨン・ブランで世界的に知られる地域です。ただし、マールボロ内でもハーブやミネラルを感じやすいタイプから、熟したトロピカルフルーツを思わせるタイプまで違いがあります。

ブラインドでB-4に感じた「青っぽい香り」「草っぽい苦味」は、少なくとも香りについてはニュージーランド産で挙げられる特徴と重なる部分がありました。

実際に2本のソーヴィニヨン・ブランを飲み比べてみた

(▲上:フランス産ソーヴィニヨン・ブラン 下:ニュージーランド産ソーヴィニヨン・ブラン)

ブラインドテイスティングでは、B-3とB-4が同じ品種とは思えないほど違う印象でした。

そこで今度は正解を知った状態で、2本を同時に飲み比べます。外観や香り、味わい、余韻まで比較すると、「産地違い」のひと言では片付けられないほど大きな違いを感じました。

比較項目B-3 フランス産B-4 ニュージーランド産
外観淡い色。B-4よりやや黄色みが強い淡い色。B-3より黄色みは弱い
香りフルーティーで甘そう青っぽく独特
甘味甘くない甘さはほぼ感じない
酸味ほとんど感じない強く感じる
苦味感じにくい草っぽい苦味が強い
アルコール感12.5%くらいの印象強いていえば11%くらいの印象
ボディミディアムのイメージライトのイメージ
口当たりまろやか軽めだが、苦味のインパクトが強い
余韻短め苦い余韻がかなり長い
飲みやすさ飲みやすい苦手で飲みにくい
好みお子さま舌でも対応できる白ワイン論外

※味わいや香りは、ワイン初心者である筆者が実際に飲んで感じた個人的な感想です。  

外観は違う?

外観は、B-3のほうがB-4よりやや黄色みが強く見えました。

とはいえ、大きな差があるわけではありません。どちらも淡い色合いで、2本を並べたからこそ違いに気づけた程度です。

ブラインドテイスティングでは、B-3を「グリーンがかったレモンイエロー」、B-4を「レモンイエロー」と回答していました。外観については白Aセットでの経験もあり、以前より色の濃淡を意識して見られるようになった部分です。

ただ、今回の2本で驚いたのは外観ではありません。見た目はどちらも淡い白ワインなのに、香りと味わいは「本当に同じ品種?」と思うほど違いました。

香りはどちらが強い?

香りの好みは、圧倒的にB-3でした。

フルーティーで甘そうな香りに感じ、白Bセット6本の中でも一番好きな香りです。今回改めて嗅いでも、その評価は変わりませんでした。

対するB-4は、グラスに鼻を近づけた時点で「青っぽい」という印象。ブラインド前に飲んだセブンプレミアムのマールボロ産ソーヴィニヨン・ブランを思い出す独特さがありました。

ただし、セブンプレミアムは独特ながらフルーティーさも感じられ、普通に飲めたワインです。B-4はさらに強烈で、香りを嗅いだ時点で「これ、飲むの……?」と思ったほど。

同じソーヴィニヨン・ブランのB-3からは、似た香りをほとんど見つけられませんでした。

味わいはどう違う?

味わいも、比較にならないほど違いました。

B-3は甘くないものの、まろやかな口当たり。酸味と苦味はほとんど気にならず、「飲みやすい白ワインって、こういう感じなのかな」と思える味わいです。

B-4は正反対でした。口当たり自体はライトな印象ですが、口に入れた瞬間から草っぽい苦味のインパクトが強烈。ブラインドテイスティングで感じた苦手な部分は、今回も「絶好調に健在」でした。

ボディはB-3がミディアム、B-4がライトというイメージ。アルコール感はB-3が12.5%程度、B-4は強いて答えるなら11%程度に感じます。

並べて飲めば共通点が見えてくると思っていましたが、結果は逆。「なんで同じ品種でこうなるの??」と、ますます不思議になりました。

余韻はどちらが長い?

余韻は、B-4のほうが圧倒的に長く感じました。B-3は飲み込んだあとに味が残り続ける感覚は少なく、余韻は短めです。

問題はB-4。ブラインドテイスティングでも強烈だった草っぽい苦味が、今回も長く残りました。水を飲んでもなかなか消えず、体感では数分レベル。「B4の後味に全部持っていかれた」と感じた部分は、改めて飲んでも変わりません。

B-4はブラインドテイスティングで75点を取ったワインです。 それでも、好みとしては白Bセット6本の中で最下位クラス。

テイスティングの得点と、自分がおいしいと感じるかはまったく別。初心者ながら、その違いを強烈に実感した1本になりました。

VINOLETの模範解答と初心者の感想を比べてみた

鈴木編集長

ここまで紹介したのは、ワイン初心者の私が実際に感じた香りや味わいです。では、VINOLETの模範解答ではどのように評価されていたのでしょうか。

ブラインドテイスティングでは選択肢から回答していますが、正解した項目=実際にその香りや味わいを感じ取れた、という意味ではありません。

特に香りや味わいは、「何の香り?」「どんな酸味?」と聞かれても、今の私にはほとんど分からない状態。かなり感覚的に選んでいます。

そこで、VINOLETの模範解答と、実際に飲んだときの初心者の感想を比べてみました。

フランス産|模範解答は「爽やかな酸味」、私は酸味をほとんど感じない

B-3のフランス産ソーヴィニヨン・ブランは46点。内訳は外観8/16点、香り10/24点、味わい2/16点と、今回の2本では低い得点でした。

VINOLETの模範解答では、香りに柑橘類・青リンゴ・リンゴ・パッションフルーツ・スイカズラなどが挙げられています。味わいでは「ドライ」「爽やかな酸味」「穏やかな苦み」「ドライなバランス」などが示されていました。

(▲B-3 フランス産ソーヴィニヨン・ブランの香りの回答画面。緑のチェックがVINOLETの模範解答、紺色が私の回答です。具体的な香りを感じ取って選んだというより、分からないまま感覚的に回答しています。)

ところが、私が実際に感じた印象はかなりシンプルでした。

比較項目VINOLETの模範解答初心者の私が感じた印象
香り柑橘類、青リンゴ、リンゴ、パッションフルーツなどフルーティーで甘そう
甘味ドライ甘くない
酸味爽やかほとんど感じない
苦み穏やかほとんど感じない
バランスドライまろやかで飲みやすい
余韻やや長い短め

「柑橘類」「青リンゴ」と言われても、そこまで細かく香りを嗅ぎ分けられません。ただ、フルーティーで甘そうな香りそのものはかなり好み。白Bセット6本の中でも、香りはB-3が一番好きでした。

味わいでは、模範解答の「爽やかな酸味」に対して、私は酸味をほとんど感じません。余韻も模範解答では「やや長い」ですが、私には短めに感じました。

(▲緑のチェックがVINOLETの模範解答、紺色が私の回答です。
B-3の味わいの回答画面。模範解答と私の回答にはズレがあり、実際に飲んだ印象も「酸味はほとんど感じない」「まろやかで飲みやすい」というものでした。)

46点という結果でしたが、好みでは白Bセットの1、2位を争うワイン。テイスティングで正解できるかと、自分が飲みやすいと感じるかは別なんだなと実感しました。

ニュージーランド産|模範解答にも植物系の香り。私は「草っぽい」が強烈

B-4のニュージーランド産ソーヴィニヨン・ブランは75点。外観14/16点、香り12/24点、味わい5/16点で、B-3より29点も高い結果でした。

VINOLETの模範解答では、柑橘類・青リンゴ・リンゴ・パッションフルーツ・スイカズラなどのほか、ヴェルヴェーヌやハーブといった植物を連想させる香りも挙げられています。香りの印象は「若々しい」「第1アロマが強い」などが示されていました。

(▲B-4 ニュージーランド産ソーヴィニヨン・ブランの香りの回答画面。緑のチェックがVINOLETの模範解答、紺色が私の回答です。具体的な香りは分からなかったものの、実際に嗅いだ瞬間から「青っぽい」と感じました。)

私の感想と並べると、こんな感じです。

比較項目VINOLETの模範解答初心者の私が感じた印象
香り柑橘類、青リンゴ、リンゴ、パッションフルーツ、ハーブなど青っぽい独特な香り
香りの印象若々しい、第1アロマが強い香りを嗅いだ時点でかなり苦手
甘味ドライ甘さはほとんど感じない
酸味直線的強く感じる
苦み穏やか草っぽい苦みがかなり強い
バランスドライ苦みのインパクトが強い
余韻やや短い苦い余韻がかなり長く残る

一番大きくズレたのは、やはり苦みと余韻でした。

VINOLETでは苦みは「穏やか」、余韻は「やや短い」という評価です。 ところが私は、草っぽい苦みが強烈で、数分レベルで後味が消えないように感じました。

ブラインドテイスティングを終えたときの感想が、

「B-4の後味に全部持っていかれた。」

だったほどです。

(▲B-4の味わいの回答画面。緑のチェックがVINOLETの模範解答、紺色が私の回答です。
模範解答では苦みは「穏やか」ですが、初心者の私は草っぽい苦みをかなり強く感じました。)

しかも、B-4は今回の2本では高得点の75点。それなのに、白Bセット6本の中では一番苦手なワインでした。

模範解答を見ても「同じソーヴィニヨン・ブラン」とは思えなかった

VINOLETの模範解答を並べてみると、B-3とB-4には柑橘類・青リンゴ・リンゴ・パッションフルーツなど、共通する香りの選択肢がいくつもあります。

ところが、初心者の私が実際に飲んだ印象はまるで別物でした。

B-3は「フルーティーで甘そうな香り」「まろやかで飲みやすい」。B-4は「青っぽい独特な香り」「草っぽい苦み」「いつまでも残る後味」。

2本を並べて飲んでも、

「なんでこうなるの??」

と思うほど違います。

模範解答を見れば、それぞれの香りや味わいを言葉として確認できます。しかし、模範解答を知ったからといって、初心者の私が同じように感じられるわけではありませんでした。

今回の飲み比べでフランス産とニュージーランド産の違いははっきり感じられたものの、ソーヴィニヨン・ブランそのものが分かったかというと、答えは「全然分からない。笑」

次はニュージーランド以外のソーヴィニヨン・ブラン100%も実際に飲んで、もう少し品種のイメージを探ってみたいと思います。

フランス産とニュージーランド産で初心者が飲みやすかったのはどっち?

今回の2本なら、圧倒的にB-3のフランス産が飲みやすかったです。

B-3は甘くないものの、まろやかな口当たりで、酸味や苦味もほとんど気になりません白Bセット6本の中では甲州と1、2位を争う好みで、今回改めて飲むとB-3が1位かも、と思ったほど。特にフルーティーで甘そうな香りは、6本の中で一番好きでした。

ただし、「もう1杯飲みたい」とまではいきません。もう少しアルコール感が控えめなら、さらに飲みやすそうです。

対するB-4は、青っぽい香りから草っぽい苦味、長い余韻まで苦手。再び飲みたいかと聞かれたら、答えは「ないないないない!」です。

お子さま舌編集長の結論は、B-3はお子さま舌でも対応できる白ワイン、B-4は論外となりました。

まとめ
ソーヴィニヨン・ブランは産地違いでどう感じた?

鈴木編集長

フランス産B-3とニュージーランド産B-4を飲み比べた結果、初心者でも違いははっきり感じられました。

ただし、同じ品種の共通点はほとんど見つけられませんでした。

B-3はフルーティーな香りが好みで、まろやかで飲みやすい白ワイン。一方のB-4は、青っぽい香りと草っぽい苦味、長く残る後味が強烈でした。

ブラインドではB-3が46点、B-4が75点。 しかし好みは正反対で、高得点だから好きとは限らないのも今回の発見です。

飲み比べてもソーヴィニヨン・ブラン自体は「全然分からない」という結果に。次回は、スペインのアルバリーニョとアルゼンチンのトロンテスを飲み比べます。

※20歳未満の飲酒は法律で禁止されています。お酒は20歳になってから。 

ブラインドテイスティングの記事はこちら→【ヴィノテラス白Bセット編】初心者がブラインドテイスティングに挑戦|品種・産地は当てられる?

これまでの体験記はこちら→【特集】編集長、ワインエキスパートを目指す。

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