
「アルバリーニョとトロンテスって、初心者でも違いがわかる?」
「香りや味わいは、どれくらい違う?」
「飲みやすいのはどっち?」
ヴィノテラス「2026年自習用小瓶セット 白ワインBセット」のブラインドテイスティング後、B-5のアルバリーニョとB-6のトロンテスを改めて飲み比べました。
ブラインドでは、アルバリーニョは「普通の白ワインっぽいと思ったら、苦みがぐっときた」、トロンテスは「香りを飲んでいるみたい」と感じた2本。並べてみても印象は変わらず、アルバリーニョは苦み、トロンテスは食べ物系とは感じない独特な香りが強く残りました。
この記事では、お子さま舌のワイン初心者が2品種を実際に飲み比べ、外観・香り・味わい・飲みやすさの違いを本音でレビューします。
ブラインドテイスティングの記事はこちら→【ヴィノテラス白Bセット編】初心者がブラインドテイスティングに挑戦|品種・産地は当てられる?
これまでの体験記はこちら→【特集】編集長、ワインエキスパートを目指す。
- アルバリーニョとトロンテスは、初心者でも違いをはっきり感じられた
- アルバリーニョはまろやかな口当たりで、あとからぐっとくる苦みが印象的
- トロンテスは食べ物系とは感じない独特な香りが強く、「まさにアロマティック」と感じた
- 飲みやすさはアルバリーニョが上。ただし、「B-5の方がマシ。でも、どっちも飲みたくない」が本音
- アルバリーニョは次に飲んでも「苦い白ワイン」で終わりそうだが、トロンテスは独特な香りで覚えられた可能性あり
- 今回の飲み比べで、苦みだけでなく「食べ物っぽくない香りが強いワイン」も苦手だと気づいた
※20歳未満の飲酒は法律で禁止されています。お酒は20歳になってから。
アルバリーニョとトロンテスを飲み比べてみた

(▲左:スペイン産アルバリーニョ 右:アルゼンチン産トロンテス)
| 比較項目 | B-5 アルバリーニョ | B-6 トロンテス |
|---|---|---|
| 商品名 | バルミニョール・アルバリーニョ | エステート・トロンテス |
| 生産者 | バルミニョール | ボデガ・コロメ |
| 産地 | スペイン / ガリシア地方 | アルゼンチン / サルタ |
| 品種 | アルバリーニョ100% | トロンテス100% |
| ヴィンテージ | 2024 | 2024 |
| アルコール度数 | 13% | 13.5% |
今回飲み比べるのは、ヴィノテラス「2026年自習用小瓶セット 白ワインBセット」のB-5 アルバリーニョ/スペインとB-6 トロンテス/アルゼンチンです。
6本のブラインドテイスティングでは、B-5は「普通の白ワインっぽい」と思った直後に苦みを強く感じ、B-6は食べ物系とは感じない独特な香りが印象に残りました。
正解を知ったあと、この2本を並べて飲めば、セミアロマティックなアルバリーニョとアロマティックなトロンテスの違いを初心者でも感じられるのかを改めて検証します。
外観・香り・味わい・口当たり・余韻を比較しながら、ブラインド時の印象から変化があるのかも確認してみました。
アルバリーニョとトロンテスは何が違う?
アルバリーニョとトロンテスは、どちらも香りに特徴を持つ白ぶどう品種です。
ただし、アルバリーニョはセミアロマティック、トロンテスはアロマティックに分類されることがあり、香りの現れ方には違いがあります。まずは、飲み比べる前に2品種の基本的な特徴を確認しておきましょう。
アルバリーニョの特徴
アルバリーニョは、スペイン北西部のガリシア地方やポルトガル北部を中心に栽培される白ぶどう品種です。特にスペインのリアス・バイシャスが代表的な産地として知られています。
香りはレモンなどの柑橘類や白桃、洋梨、花などに例えられます。ニュートラル品種とアロマティック品種の中間にあたる、セミアロマティック品種と表現されることもあります。酸味が豊かで、リアス・バイシャスのワインでは海を思わせる塩味が特徴として挙げられる点も特徴です。
今回飲むB-5はスペイン産のアルバリーニョ。一般的な特徴と、初心者の私が実際に感じる香りや味わいに違いがあるのかも確認してみます。
トロンテスの特徴
トロンテスは、アルゼンチンを代表する白ぶどう品種です。主にリオハーノ、サンファンニーノ、メンドシーノの3種類があり、なかでもトロンテス・リオハーノはアルゼンチンを代表する白品種として知られています。
最大の特徴は、アロマティック品種らしい香りの強さです。一般的にはマスカットや白桃、ライチ、白いバラなどを思わせる華やかな香りが挙げられます。香りから甘いワインを想像しやすいものの、辛口に仕上げられたトロンテスもあります。
今回のB-6もアルゼンチン産。ブラインドでは「香りを飲んでいるみたい」と感じたほど強烈だったため、B-5と並べることで香りの違いにも注目します。
実際に2本を飲み比べてみた

(▲左:スペイン産アルバリーニョ 右:アルゼンチン産トロンテス)
ブラインドテイスティングでは、B-5のアルバリーニョは「苦い」、B-6のトロンテスは「独特な香りが強い」という印象でした。
正解を知った状態で改めて2本を並べ、外観・香り・味わい・口当たり・余韻を比較します。果たして、最初に飲んだときの印象は変わるのでしょうか。
| 比較項目 | アルバリーニョ | トロンテス |
|---|---|---|
| 外観 | やや淡い黄色 | かなり淡い黄色 |
| 香り | 普通の白ワインらしい香り | 食べ物系とは感じない独特な香り |
| 甘味 | ほとんど感じない | ほとんど感じない |
| 酸味 | ほとんど感じない | ほとんど感じない |
| 苦味 | 強く感じる | あまり印象に残らない |
| アルコール感 | 大きな特徴は感じない | 大きな特徴は感じない |
| ボディ | 大きな特徴は感じない | 大きな特徴は感じない |
| 口当たり | まろやか | さらっとした印象 |
| 余韻 | 苦みが少し残る | 独特な香りの印象が強い |
| 飲みやすさ | 2本ならこちらの方が飲みやすい | 香りが強く苦手 |
| 好み | 苦いので好みではない | 独特な香りが苦手 |
外観を比較
外観は、2本を並べると色の濃さに違いがありました。
B-5のアルバリーニョはやや淡い黄色。B-6のトロンテスはさらに色が薄く、かなり淡い黄色に見えます。どちらも濃い色調の白ワインではありませんが、横に並べるとトロンテスの淡さが分かりやすい印象です。
ブラインドテイスティングでは、2本とも外観は16点中14点でした。Bセット全体でも外観は比較的得点できており、白Aセットでの経験を活かせた部分です。
ただし、外観だけを見て「アルバリーニョ」「トロンテス」と品種まで判断できるほどの違いは感じませんでした。あくまで今回の2本では、アルバリーニョの方がやや濃く、トロンテスの方が淡いという違いです。
香りを比較
香りは、今回の2本でもっとも違いを感じた部分です。
B-5のアルバリーニョは、私には「普通の白ワインっぽい香り」に感じました。最初はフランス産かと思ったほどで、これまで飲んできた白ワインにもありそうな「王道白ワイン感」があります。
対するB-6のトロンテスは、グラスに近づいた時点から明らかに香りが強め。ハーブっぽさもありますが、「ハーブ」と言い切るには何か違う、食べ物系とは感じない独特な香りです。
しかも、香りを嗅いだときだけではありません。口に含んでも同じ印象が強く、ブラインド時には「香りを飲んでいるみたい」と感じたほどでした。
私の中では「アロマティック=香りが強い」というイメージですが、今回は白Aセット以上に「まさにアロマティック」を体感できました。
味わいを比較
味わいの感想を一言ずつで表すなら、アルバリーニョは「苦い」、トロンテスは「独特な香り」です。
B-5は、最初の口当たりこそまろやかで王道の白ワインらしい印象。しかし、そのあとに苦みがぐっと強くなります。B-4のニュージーランド産ソーヴィニヨン・ブランで感じたような「何か分からない変な味」ではなく、私がこれまでのワインでも感じてきた普通の苦みに近いものでした。
B-6は苦みよりも、やはり香りの存在感が圧倒的です。口当たり自体はさらっとしていますが、口に含むと食べ物系とは感じない独特な香りが強く迫ってきます。
甘味や酸味については、どちらもほとんど感じませんでした。
2本を並べても印象は変わらず、B-5は苦い。B-6は独特な香り。初心者の私には、この違いがもっとも分かりやすい比較結果になりました。
余韻と飲みやすさを比較
余韻にも、2本それぞれの苦手な部分が表れました。
B-5は飲んだあとに苦みが少し残ります。ただし、B-4のように数分間ずっと気になるほどではなく、少しすると消えてくれました。
B-6は、余韻以前に飲んでいる最中の独特な香りが強烈です。強い香りそのものが苦手というより、食べ物っぽくない香りが強いところが苦手なのだと思います。
例えるなら、「強すぎる香水がいい香りではなく、臭いと感じてしまう」のに近い感覚。
「アロマオイル垂らして飲まないでしょ?」
そんな心の声が出てくるほどでした。
どちらが飲みやすいか選ぶなら、B-5のアルバリーニョの方がまだ飲みやすいです。とはいえ、最終的な感想は――B-5の方がマシ。でも、どっちも飲みたくない。
飲み比べても、ブラインドテイスティング時の印象は覆りませんでした。
白Bセットで一番苦手だったB-4 ニュージーランド産ソーヴィニヨン・ブランとの違いは、【ソーヴィニヨン・ブラン飲み比べ編】でも詳しく紹介しています。
→【ソーヴィニヨン・ブラン飲み比べ編】フランス産とニュージーランド産を比較|初心者でも産地の違いはわかる?
VINOLETの模範解答と初心者の感想を比べてみた

ここまで紹介したのは、ワイン初心者の私が実際に感じた香りや味わいです。
では、VINOLETの模範解答ではどのように評価されていたのでしょうか。
ブラインドテイスティングでは選択肢から回答していますが、正解した項目=実際にその香りや味わいを感じ取れた、という意味ではありません。
特に香りや味わいは、「何の香り?」「どんな酸味?」と聞かれても、今の私にはほとんど分からない状態。かなり感覚的に選んでいます。
そこで、VINOLETの模範解答と実際に飲んだときの感想を比べてみました。
アルバリーニョ|模範解答では「穏やかな苦み」、私は「苦い」
B-5のアルバリーニョは64点。外観14/16点、香り10/24点、味わい11/16点という結果でした。
VINOLETの模範解答では、香りに柑橘類・青リンゴ・洋梨・スイカズラ・アカシアなどが挙げられています。味わいは「ドライ」「爽やかな酸味」「穏やかな苦み」「ドライなバランス」などが正解でした。

(▲B-5 アルバリーニョの香りの回答画面。緑のチェックがVINOLETの模範解答、紺色が私の回答です。具体的な香りは実際に感じ取って選んだというより、分からないまま感覚的に回答しています。 )
ところが、私が実際に飲んで一番気になったのは苦みです。
| 比較項目 | VINOLETの模範解答 | 初心者の私が感じた印象 |
|---|---|---|
| 香り | 柑橘類、青リンゴ、洋梨など | 普通の白ワインっぽい |
| 甘味 | ドライ | 甘さはほとんど感じない |
| 酸味 | 爽やか | 酸っぱさはほとんど感じない |
| 苦み | 穏やか | 苦い。かなり気になる |
| バランス | ドライ | まろやかに始まり、あとから苦みがぐっとくる |
| 余韻 | やや長い | 苦みが少し残る |
「爽やかな酸味」と言われても、私は酸っぱさをほとんど感じませんでした。さらに面白かったのが、VINOLETでは「穏やかな苦み」なのに、私には「もういらない。苦いもん」と思うほど苦みが気になった点です。

(▲B-5 アルバリーニョの味わいの回答画面。緑のチェックがVINOLETの模範解答、紺色が私の回答です。VINOLETでは苦みは「穏やかな」が模範解答でしたが、実際の私はかなり苦く感じました。 )
同じワインを飲んでも、模範解答と初心者の感じ方はかなり違うようです。
トロンテス|細かい香りは分からなくても「アロマティック」は体感
B-6のトロンテスは66点。アルバリーニョより総合点は2点高かったものの、味わいは2/16点でした。
VINOLETの模範解答では、柑橘類・青リンゴ・洋梨・白桃・マスカット・ライチ・スイカズラなど、果実や花、植物を連想させる香りが複数挙げられています。
しかし、初心者の私には「白桃」「マスカット」「ライチ」と細かく嗅ぎ分けるところまでは分かりませんでした。

(▲B-6 トロンテスの香りの回答画面。緑のチェックがVINOLETの模範解答、紺色が私の回答です。具体的な香りは嗅ぎ分けられなかったものの、「第1アロマが強い」は体感できました。)
| 比較項目 | VINOLETの模範解答 | 初心者の私が感じた印象 |
|---|---|---|
| 香り | 柑橘類、青リンゴ、洋梨、白桃、マスカット、ライチなど | 食べ物系とは感じない独特な香り |
| 香りの印象 | 若々しい、第1アロマが強い | とにかく香りが強い |
| 甘味 | ソフト | 甘さはほとんど感じない |
| 酸味 | 爽やか | 酸っぱさはほとんど感じない |
| 苦み | 穏やか | 苦みより独特な香りが気になる |
| 余韻 | やや短い | 飲んでいる最中から香りの印象が強い |
私に分かったのは、「何の香りか」ではなく「とにかく独特な香りが強い」ということ。
ブラインドテイスティングでは「香りを飲んでいるみたい」と感じ、今回改めて飲んでも印象は変わりませんでした。

(▲B-6 トロンテスの味わいの回答画面。緑のチェックがVINOLETの模範解答、紺色が私の回答です。模範解答と私の回答にはズレがあり、実際には味わいよりも独特な香りの強さが印象に残りました。)
私の中では「アロマティック=香りが強い」というイメージがあります。細かな香りを当てることはできなくても、トロンテスを飲んで「まさにアロマティック」と感じられたのは、今回の飲み比べで得られた大きな発見です。
模範解答が分かっても、感じ方まで同じになるわけではなかった
VINOLETの模範解答と比べてみると、初心者の私が感じ取れていない香りや味わいがかなりありました。
特に香りは、模範解答を見ると「柑橘類」「白桃」「ライチ」など具体的です。しかし、実際にグラスを前にすると、「普通の白ワインっぽい」「なんか独特な香り」くらいしか分からないのが現状です。
それでも、アルバリーニョは「苦み」、トロンテスは「独特で強い香り」と、2本の違いそのものははっきり感じられました。
模範解答と同じ表現ができなくても、飲み比べることで品種ごとの違いは少しずつ記憶に残る。
今回のトロンテスは、まさにその1本でした。次に同じような独特な香りを感じたら、「これ、トロンテスかも?」と思える……かもしれません。
アルバリーニョとトロンテス、初心者が飲みやすかったのはどっち?
2本を飲み比べて、どちらかを選ぶならアルバリーニョの方が飲みやすいと感じました。
アルバリーニョはまろやかな口当たりで、最初は王道の白ワインらしい印象です。ただし、あとから苦みがぐっと強くなり、私の好みには合いませんでした。
トロンテスは、さらっとした口当たりながら、食べ物系とは感じない独特な香りが強烈。ブラインド時から苦手だった印象は、今回も変わりません。
結論は、「アルバリーニョの方がマシ。でも、どっちも飲みたくない」です。
今回の比較で、私は苦みだけでなく、食べ物っぽくない独特な香りが強いワインも苦手なのかもしれないと気づきました。
まとめ
アルバリーニョとトロンテスは初心者でも違いがわかる?

アルバリーニョとトロンテスは、初心者の私でも違いをはっきり感じられました。
ただし、「違いがわかる」と「品種を当てられる」は別問題です。
アルバリーニョは、まろやかな口当たりから苦みが強くなるのが印象的。しかし、次に単体で出されたら「苦いなー、なんだろこれー」で終わる可能性が高そうです。
一方のトロンテスは、食べ物系とは感じない独特な香りが強烈。私の「アロマティック=香りが強い」というイメージを、白Aセット以上に体感できました。
次に同じ香りと出会ったら、「もしかしてトロンテス?」と気づけるかも。
2本とも好みではなかったものの、品種の違いを体感するという意味では、かなり分かりやすい飲み比べになりました。
白Bセットでは、【ムロン・ド・ブルゴーニュ×甲州編】でも異なる2品種を飲み比べています。今回とは対照的に、甲州は「シンプルで特徴が分かりにくい」と感じた1本でした。
→ 【ムロン・ド・ブルゴーニュ×甲州編】フランスと日本の白ワインを飲み比べ|初心者でも品種の違いはわかる?
※20歳未満の飲酒は法律で禁止されています。お酒は20歳になってから。
ブラインドテイスティングの記事はこちら→【ヴィノテラス白Bセット編】初心者がブラインドテイスティングに挑戦|品種・産地は当てられる?
これまでの体験記はこちら→【特集】編集長、ワインエキスパートを目指す。

コメント